NARグランプリ2020 表彰者一覧
区 分 | 所 属 | 氏 名 | 備 考 等 |
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最優秀勝利回数調教師賞 | 愛知 | 角田 輝也 | 3年ぶり4回目 |
最優秀賞金収得調教師賞 | 浦和 | 小久保 智 | 2年連続6回目 |
最優秀勝率調教師賞 | 愛知 | 川西 毅 | 5年連続8回目 |
殊勲調教師賞 | 大井 | 堀 千亜樹 | 初受賞 |
最優秀勝利回数騎手賞 | 船橋 | 森 泰斗 | 2年連続4回目 |
最優秀賞金収得騎手賞 | 船橋 | 森 泰斗 | 6年連続6回目 |
最優秀勝率騎手賞 | 高知 | 赤岡 修次 | 8年ぶり5回目 |
殊勲騎手賞 | 大井 | 矢野 貴之 | 初受賞 |
優秀新人騎手賞 | 北海道 | 小野 楓馬 | - |
優秀女性騎手賞 | 愛知 | 宮下 瞳 | 2年ぶり11回目 |
ベストフェアプレイ賞 | 岩手 | 髙松 亮 | 初受賞 |
特別賞 | 的場 文男 (大井) | ||
宮下 瞳 (愛知) | |||
森 泰斗 (船橋) | |||
下原 理 (兵庫) |
NARグランプリ2020 表彰馬一覧
馬名 | 所属 | 馬主 | 調教師 | 生産牧場 | 主戦騎手 | |
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年度代表馬 | サブノジュニア 牡6 |
大井 | 中川 三郎 | 堀 千亜樹 | 藤沢牧場 | 矢野 貴之 (大井) |
2歳最優秀牡馬 | アランバローズ 牡2 |
船橋 | 猪熊 広次 | 林 正人 | 大狩部牧場 | 左海 誠二 (船橋) |
2歳最優秀牝馬 | ソロユニット 牝2 |
北海道 | 村上 雅規 | 角川 秀樹 | 村上 雅規 | 阿部 龍 (北海道) |
3歳最優秀牡馬 | エメリミット 牡3 |
船橋 | (有) 太盛 | 林 正人 | 飯岡牧場 | 山口 達弥 (船橋) |
3歳最優秀牝馬 | アクアリーブル 牝3 |
船橋 | (有) 新生ファーム | 米谷 康秀 | 新生ファーム | 矢野 貴之 (大井) |
4歳以上最優秀牡馬 | サブノジュニア 牡6 |
大井 | 中川 三郎 | 堀 千亜樹 | 藤沢牧場 | 矢野 貴之 (大井) |
4歳以上最優秀牝馬 | サルサディオーネ 牝6 |
大井 | 菅原 広隆 | 堀 千亜樹 | 荒谷牧場 | 矢野 貴之 (大井) |
ばんえい最優秀馬 | オレノココロ 牡10 |
ばんえい | 大森 勝廣 | 槻舘 重人 | 六車 實子 | 鈴木 恵介 (ばんえい) |
最優秀短距離馬 | サブノジュニア 牡6 |
大井 | 中川 三郎 | 堀 千亜樹 | 藤沢牧場 | 矢野 貴之 (大井) |
最優秀ターフ馬 | 該当馬なし |
ダートグレード競走 特別賞馬 |
クリソベリル 牡4 |
JRA | (有) キャロットファーム | 音無 秀孝 | ノーザンファーム | 川田 将雅 (JRA) |
特別表彰馬 | 該当馬なし |
※受賞馬の年齢は2020年時点のもの
NARグランプリ2020 優秀馬選定委員会 選定経過
NARグランプリ2020の表彰馬が、優秀馬選定委員会(出席委員12名、内1名は委員長)で選定された。今年はウェブ参加併用で委員会を実施した。同委員会は、部門ごとに検討のうえ票決する形で進められたが、以下は席上出された意見をもとに選定経過、選定理由としてまとめたものである。
【各部門最優秀馬】
2歳最優秀牡馬/アランバローズ(船橋)
全日本2歳優駿(JpnⅠ)で2着馬に5馬身差で勝利し、レーティング110(2008年スーニと同評価)を獲得。ゴールドジュニア、ハイセイコー記念を含む5戦5勝の実績が評価され、全会一致で選定された。
得票 | アランバローズ | 11 |
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(全会一致) |
2歳最優秀牝馬/ソロユニット(北海道)
エーデルワイス賞(JpnⅢ)で直線後続を突き放し、好時計で制したソロユニットを推す声が多くあったなか、そのソロユニットが遠征出走した東京2歳優駿牝馬での直接対決に快勝し、4戦4勝並びにグランダム・ジャパン2歳シーズン総合優勝の成績を残したケラススヴィアを高く評価する意見もあった。活発な選定協議の結果、ダートグレード競走を制した実績とレーティング上位が決め手となり、僅差でソロユニットが選ばれた。
得票 | ソロユニット | 6 |
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ケラススヴィア | 5 |
3歳最優秀牡馬/エメリミット(船橋)
昨年同様、候補馬が多く、最も混戦となったのが、この部門。東京ダービーを単勝9番人気の低評価を覆して勝利し、地方所属3歳馬として2020年最高レーティング103を獲得したエメリミット、京浜盃勝ち馬で、ジャパンダートダービー(JpnⅠ)ではエメリミットに先着し地方最先着(4着)を果たしたブラヴール、東北優駿、不来方賞、3歳秋の頂点ダービーグランプリを3連勝で制したフレッチャビアンカ、デビューから7連勝で楠賞を制し、続く兵庫ゴールドトロフィー(JpnⅢ)で初黒星も5着と健闘したサロルン、以上4頭に票が分かれた。委員会規定により過半数の得票を得るまで決選投票となった結果、この部門も僅差でエメリミットが選ばれた。
得票 | エメリミット | 6 |
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ブラヴール | 5 |
3歳最優秀牝馬/アクアリーブル(船橋)
桜花賞(浦和)、東京プリンセス賞を制した他、関東オークス(JpnⅡ)で地方最先着の2着となり、グランダム・ジャパン3歳シーズンで総合優勝したアクアリーブルが、全会一致で選ばれた。南関東3歳牝馬戦線で安定した成績を収めた同馬にとって、昨年急逝した佐藤賢二調教師に捧げる受賞となった。
得票 | アクアリーブル | 11 |
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(全会一致) |
4歳以上最優秀牡馬/サブノジュニア(大井)
2019年のブルドッグボスに続く、地方馬として3回目のJBCスプリント(JpnⅠ)制覇を果たしたサブノジュニアを推す意見が多いなか、京成盃グランドマイラーズ、勝島王冠の重賞2勝の他、東京大賞典(GⅠ)でJRA勢と伍して戦い、オメガパフュームにクビ差2着と迫ったカジノフォンテンを高く評価したいとの意見があったが、JpnⅠ制覇の実績からサブノジュニアが、この部門の選定馬となった。
得票 | サブノジュニア | 10 |
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カジノフォンテン | 1 |
4歳以上最優秀牝馬/サルサディオーネ(大井)
マリーンカップ(JpnⅢ)とクイーン賞(JpnⅢ)の2つの牝馬限定ダートグレード競走を制したサルサディオーネが、全会一致で選定された。4歳以上最優秀馬は、牡馬・牝馬の両部門で大井・堀千亜樹厩舎管理馬のダブル受賞となった。
得票 | サルサディオーネ | 11 |
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(全会一致) |
ばんえい最優秀馬/オレノココロ
2020年は唯一の重賞勝利であったが、ばんえい最高峰とされるばんえい記念を制したオレノココロが、全会一致で選定され、2年ぶり3回目の受賞となった。昨年は、同厩舎のセンゴクエースが受賞しており、4年連続で槻舘重人厩舎から最優秀馬が選ばれた。
得票 | オレノココロ | 11 |
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(全会一致) |
最優秀短距離馬/サブノジュニア(大井)
原則として1,600m未満の競走が評価の対象となるこの部門。4歳以上最優秀牡馬でも名前の挙がったサブノジュニアが選定された。昨年の年度代表馬で、さきたま杯(JpnⅡ)・東京盃(JpnⅡ)ともに2着、JBCスプリント(JpnⅠ)を出遅れながら3着、ラストランとなったゴールドカップでの勝利など、1年を通じて活躍したブルドッグボスを称える意見が選考過程で聞かれた。
得票 | サブノジュニア | 10 |
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該当馬なし | 1 |
最優秀ターフ馬/該当馬なし
特に優秀な成績を収めたとの評価を得るに至らず、選定結果は該当馬なしとなった。
得票 | 該当馬なし | 11 |
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(全会一致) |
【年度代表馬】
サブノジュニア(大井)
4歳以上最優秀牡馬、最優秀短距離馬と2部門で選出されたサブノジュニアを推す意見に終始した。ダート競馬の祭典であるJBC競走制覇を評価する形で、サブノジュニアが2020年の年度代表馬に選定された。
得票 | サブノジュニア | 11 |
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(全会一致) |
【ダートグレード競走特別賞馬】
クリソベリル(JRA)
地方競馬で実施されたダートグレード競走での成績を対象として調教国や地方・中央の所属に関わらず選定するこの部門。2020年、川崎記念(JpnⅠ)を勝ったチュウワウィザード、東京大賞典(GⅠ)を勝ったオメガパフューム、その2頭と帝王賞(JpnⅠ)とJBCクラシック(JpnⅠ)の2戦において三つ巴で人気を分け合うなか、いずれもその両馬をねじ伏せて快勝したクリソベリルが得票を集めた。この年、地方競馬GⅠ/JpnⅠ競走を2勝したのは、クリソベリルのみであることも高く評価され、全会一致で選定された。昨年の本部門で最終候補に挙がるも受賞を逃した同馬が、昨年の雪辱を果たす結果となった。
得票 | クリソベリル | 11 |
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(全会一致) |
【特別表彰馬】
該当馬なし
NARグランプリ2020 優秀馬選定委員会 選定委員 (敬称略・順不同)
区分 | 氏 名 | |
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有 識 者 | 作家 | 亀和田 武 |
馬事リポーター | 後藤 正俊 | |
競馬リポーター | 赤見 千尋 | |
全国公営競馬専門紙協会(同協会が推薦する東日本の者) | 小山内 完友 (日刊競馬) | |
全国公営競馬専門紙協会(同協会が推薦する西日本の者) | 對馬 大樹 ((株)ケイバブック) | |
東京地方競馬記者クラブ(同クラブが推薦する者) | 志賀 浩子(報知新聞) | |
東海地方競馬記者クラブ(同クラブが推薦する者) | 西尾 敦 (中日スポーツ) | |
関西地方競馬記者クラブ(同クラブが推薦する者) | 池永 博省 (日刊スポーツ) | |
関 係 団 体 | 公益財団法人 競走馬理化学研究所 常務理事 | 岩﨑 幸治 |
公益社団法人 日本軽種馬協会 業務部長 | 横谷 吾郎 | |
全国公営競馬主催者協議会 事務局長 | 秋田 政治 | |
日本中央競馬会 競走部 上席ハンデキャップ役 | 橋本 真一 | |
地方競馬全国協会 企画部 競走企画課長 (レーティング担当) | 川相 篤士 |