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『 制覇 』




北は北海道から南は沖縄まで、日本全国の競馬ファンの皆様、いかがお過ごしでしょうか。
全国各地で繰り広げられる、若き優駿達の夢舞台、ダービーウイークが開幕しました。
開幕初日は佐賀競馬、九州ダービー栄城賞、優勝馬を紹介します。

2010.5.30 栄城賞 メイオウセイ


九州ダービー栄城賞、当日の場景は、後日改めてご報告します。
それでは全国の競馬ファンの皆様、6連戦のダービーウイーク、存分にお楽しみ下さい。





いよいよ本番 ダービーウィーク

 いよいよダービーウィークが始まりましたね。
前回は、1997年の北海優駿のドラマをお伝えしました。
今日は2004年の北海優駿の日の事です。


 旭川競馬場は開門14時から大勢のファンが来場し、久々に活気のある場内となっていました。

 メインレース 北海優駿の出走馬は10頭(11頭からユミコトヨーコが取消ました)です。
 その中に、北海道でのレースは前年の9月以来になる コスモバルクがいました。
そう、凱旋レースです。

 バルクの雄姿をひと目見ようと、応援ファンが続々と詰め掛けました。

 さぁ、いよいよ決戦のとき。
 ダートが苦手のバルクにとって、旭川の2100mは決して易しくありません。

 でも、ファンは期待しています。 バルクが先頭でゴールする事を。

 道中好位で進んだバルクは、2週目の3コーナー勝負どころで先頭に接近して行き、直線勝負に出ました。
食い下がるセレブセレクション、更にはライフステップ、スタンフォード。 熾烈な叩き合いです。
 そしてゴール直前、バルクと五十嵐騎手の身体が前に出たのが見えました。
実況していた私のトーンも上がり、叫んでいるかのようなゴールインだった事を今も鮮明に憶えています。

 表彰式が行われるウィナーズサークルは、すでにファンでいっぱい。
少し遠回りでしたが、私は検量室を通って表彰式へ向うことにしました。

 途中、丁度レースからあがって来て 顔を洗っている五十嵐冬樹騎手がいて、
「いや〜、めちゃめちゃドキドキしたわ」 と声を掛けると、タオルで顔を拭きながら
「オレだってドキドキしたよ」 と返事がきました。

 ホント、大興奮のレース 忘れられない北海優駿です。



<データ>

 ここで、過去10年の北海優駿の人気別データをご紹介します。

 全国で配布されている小冊子にもデータがありますが、2006年は北斗盃が対象レースでしたので、ここでは あくまでも北海優駿の過去10年でお伝えします。

 過去10年では、1番人気の馬が圧倒的に強いです。
 1番人気 1着 7回、 2着 3回と連を外した事はありません。 又、1番人気が2着の時の1着は、全て2番人気の馬です。 いわゆる 固いレースになっています。

 また、前走が重賞で 1着もしくは2着であれば、更に確立は高くなっています。

 しかし、今年はいつもと違います。 他地区からの参戦があるという事です。
もしかすると、ここで一角崩しが起こる可能性もあるようです。


 門別2000mはとてもタフなコースです。 そして風の影響も受け易いので、
当日の天候や馬場コンディションにも注意をして頂きたいと思います。

 栄冠はどの馬に・・・・・・!?





騎手変更です!

 木村騎手は、腰痛のため騎乗を断念。よって、フィオーレハーバーには板野騎手が騎乗することになりました。

 相当なプレッシャーがかかるでしょうけど、騎手という稼業は、それを撥ね退けなければならないことは山ほどあるハズです。

 撥ね退けてもらいましょう!

 板野騎手にはそれができるだけの技量が備わっています。だからむしろ期待しましょう!

 きのうから始まったダービーウィーク。

 『日本ダービー』は1番人気のヴィクトワールピサが3着で、2番人気のペルーサが6着になり、3連単では15万円台の高配当に。

 地方競馬での皮切りは、佐賀競馬場の『九州ダービー栄城賞』。1番人気のメイオウセイが勝って、2着には3番人気のゴールドセント。そして、3着に兵庫からの武者修行中、寺地誠一騎手が、9番人気のリワードシャンブルを食い込ませ、波乱を演出しました。

 やるやん、寺地騎手。

 寺地騎手が向正面で追い上げ態勢に入ったとき、中島アナウンサーが言った「迷いなく」という言葉は、まさに寺地騎手の心境だったでしょうね。

 さて、きょうは盛岡競馬場の『岩手ダービーダイヤモンドカップ』です。波乱ムードをなぞっていくのでしょうか?そして、長田アナウンサーはどんな実況をするんでしょうか?そんな思いで、レース観戦します。

 我が『兵庫ダービー』も主役候補の騎手変更で、すでに小波乱。当日を心待ちにしてください。






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