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『 栄城賞 パドックからレース序盤まで 』




風薫る、日曜日の佐賀競馬場。佐賀城の通称である栄城の名を冠した重賞競走、栄城賞が行なわれました。創設以来半世紀余り、幾多の優駿が勝ち名乗りを受けた伝統の一戦です。栄光のゴールを目指して、緑に囲まれた競馬場で繰り広げられる、新たな競馬物語の起承転結。今年も栄城賞は、ダービーウイーク開幕を華やかに飾りました。

佐賀競馬  5月30日(日) 第10競走(16:15発走)
農林水産大臣賞典 第52回 九州ダービー栄城賞(KJ1) 3歳オープン 2000m(晴良)

残念ながら今年は、荒尾からの参戦がありませんでした。また当初予定されていたエンデバーマンボは、疾病のため出走を取り消しています。九州勢は、いずれも地元佐賀の10頭でした。そして高知からの遠征馬1頭は、荒尾ダービーにも挑んだリワードシャンヴル。今月初旬に続いて二度目の海峡越えで、再び九州競馬の重賞競走に臨みます。

穏やかな初夏の日差しの中、下見所で周回を続ける出走馬達。担当委員の周回停止を告げる指示と同時に、待機場所で座っていた騎手達が立ち上がりました。正面を向いて整列、そして騎乗の指示を受けて一礼したあと、相棒のもとに向かいます。厩務員に甘えるような仕草をしていた出走馬も、歩み寄る相棒の目を見て姿勢を正しました。騎手を背にする優駿達は、その時が近づいたことに気付いたでしょう。いよいよ人馬一体、決戦の舞台へ。

  フレーザーハクユウ     セブンワンダー
 
  リワードシャンヴル     ゴールドルミナス
 
  アッレグレット     ケイエムサンクス
 
  ミクロン     ウインクルム
 
  メイオウセイ     ゴールドセント
 
  ダンツウォッチ    
 
ファンファーレのタイトルは、「凛として」。そのトランペットは、「優駿の嘶き」。そしてテーマは、「日を受け輝く優駿達の、勇壮さそして優雅さ、力強さと美しさ」。ついにダービーウイーク2010オリジナル・ファンファーレが、ここ佐賀競馬場で初めて鳴り響きました。優駿達の、夢舞台の幕開けです。

向正面の左端、第2コーナー後方に置かれているゲートの前扉が開きました、大きな遅れはありません。概ね出脚が良かったのは、外枠からスタートした馬達でした。しかし九州においては、「何人たりといえども、キングシャークの行く手を阻むこと罷り成らぬ」という言葉があります。もちろん冗談ですが、ただ出脚は今一つのように見えた最内枠のフレーザーハクユウと鮫島克也騎手が、やや強引とも思える押し上げから、先手を取りに行きました。

  フレーザーハクユウ 鮫島克也

そしてフレーザーハクユウの外に並んで押し上げているのは、セブンワンダーと南谷圭哉騎手でした。同じような出脚から、馬体を接した状態で伸びて来ました。実況席から望む向正面の中間地点辺りでは、南谷圭哉騎手の姿が、鮫島克也騎手に隠れて見えません。どうやら今日も、序盤での二番手確保は、スタート前からの決定事項だったようです。

  セブンワンダー 南谷圭哉

両者の動きに少し戸惑ったのは、ミクロンと西村栄喜騎手でした。外枠の馬達とほぼ互角の出脚だったミクロンは、逃げる形に持ち込もうとしているように見えました。しかし後から追いかけて来たフレーザーハクユウとセブンワンダーの勢いは、それを許しませんでした。若干驚いた表情を浮かべながら、西村栄喜騎手は三番手の位置取りです。

  ミクロン 西村栄喜

最初の3コーナーを回る頃には、馬群が三つから四つに分かれ始めていました。ケイエムサンクスと杉村一樹騎手は、中段の直後を追走しています。ケイエムサンクスの前走は、後方から追い上げる競馬で、古馬達を鮮やかに差し切っての勝利でした。杉村一樹騎手は、中段の馬群の隙間から、上位人気に支持された馬達の姿を見ているようです。

  ケイエムサンクス 杉村一樹

更に後ろ、杉村一樹騎手の背中を離れて見ながら、アッレグレットと倉富隆一郎騎手が続きます。アッレグレットは、前回の開催で初めて、古馬達との戦いを経験しています。序盤から中盤まで後方からのレースでしたが、終盤に鋭い伸びを見せて、最後は上位争いに加わりました。鞍上の倉富隆一郎騎手には、全く慌てている様子は窺えません。

  アッレグレット 倉富隆一郎

かなり縦長になった隊列の最も後ろ、殿を追走しているのは、ゴールドルミナスと真島正徳騎手でした。ゴールドルミナスは、今年既に三つの重賞競走に挑んで、いずれも上位入賞を果しています。前走の荒尾ダービーは、追い込んで3着でした。真島正徳騎手は、先行集団が見えないほど離れた位置取りでしたが、彼女の末脚を信じての騎乗です。

  ゴールドルミナス 真島正徳

下の写真は、一度目のスタンド前です。小さいので見難いでしょうが、橙色の帽子にご注目。4番手の山口勲騎手が、後続集団の動きを確認しています。明らかに振り返って送る視線の先にある物は、桃色の帽子でしょうか。


次の写真も、やはりスタンド前です。1枚目の写真から約10米は進んでいるでしょうか、時間にすれば一瞬ですので、橙色の帽子の騎手は当然まだ後ろを見ています。そして隊列に大きな変化が無いまま、第1コーナーを回ります。


レースも半ばを過ぎる頃、橙色の帽子を被った男は、又しても後ろを振り向きました。





クラキンコ 2冠達成

北海道のダービー 北海優駿は、一番人気のクラキンコが制しました。 2冠達成の瞬間です。


 道中は、先行馬を5馬身前に見ながらのレース。 4コーナーで先頭に並び、残り200で追い始めました。
 宮崎騎手が後ろを確認し、ゴール前は持ったまま。 強さを見せてくれました。

 父クラキングオーは、平成12年第28回の勝ち馬。 母クラシャトルは、平成6年第22回の勝ち馬。
  両親に続き、娘のクラキンコが第38回を制しました。 他に例のない事ではないでしょうか。
  この後は、両親が成し得なかった 3冠制覇に向けて 頑張って欲しいと思います。


 この後の ダービーウィークも お楽しみ下さい!





〜枠順が決まって〜

ダービーウィークの真っ盛り、ファンの皆様はいかがお過ごしでしょうか。白熱のレースに、一喜一憂されているのではないでしょうか。九州ダービー栄城賞はメイオウセイ、岩手ダービーダイヤモンドカップはロックハンドスター、北海優駿(ダービー)はクラキンコ。いずれも一番人気の馬が、堂々たる勝利でダービー馬に輝いた。ダービーは「運の強い馬が勝つ」と言われますが、運だけではなく、実力が伴ってのものであると思わせる、ダービーウィーク前半戦。最終戦の東海ダービーまで、実力馬が強い競馬をして、ダービー馬となる流れが続くのでしょうか?


東海ダービーの枠順が確定。出走馬を見渡してみると、リレーブログを始めた当初に想定していたものとは、多少違ってはいますけど、重賞4連勝中のエレーヌを中心に、ダービーと同じ舞台を経験済みの駿蹄賞出走組、別路線組も決して侮れず、さらには唯一の遠征馬である福山ダービー馬のフォーインワン。この馬の活躍にも注目したいですね。個性派揃いの東海ダービー、好勝負を期待せずにはいられません。


ダービーウィーク最終戦の東海ダービーは、6月4日の金曜日、名古屋競馬場で行われます。新たなダービー馬の瞬間を、ぜひともお楽しみ下さい。






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