ダービー後記
兵庫ダービー馬ハイパーフォルテ
『兵庫ダービー』は、3番人気のハイパーフォルテ(平松厩舎)が快勝して幕を閉じました。
「(末脚をなくして)差されてもいいから強気で行きました」
という鞍上の田中騎手の言葉通り、積極果敢なレースぶり。
“ダービー”の栄誉を奪い取りに行った結果の勝利でした。
勝ったハイパーフォルテは、7月14日の『ジャパン・ダート・ダービー(JpnT)』(大井競馬場2000m)には向かわず、休養させるということです。
1番人気で3着に敗れたフィオーレハーバーも、放牧に出されることになりました。
残念ながら3着という結果となりましたが、急きょの乗り替わりとなった板野騎手の騎乗に、落ち度は全くなかったと思います。
今回の場合は、ハイパーフォルテが強すぎたということでしょう。
勝った田中騎手には、“ダービージョッキー”にこれまで2度輝いていた慣れと、余裕がありました。そして、これが3度目のダービー制覇です。
「運がいいだけです。今回は1番人気じゃなく、挑戦者の立場でレースが出来たのが良かったんじゃないですか」
うん、コメントにやっぱり余裕があります。
田中騎手と板野騎手とでは、精神的な部分での違いはあったのでしょう。
また、あって当然だったと思います。
こんな人生最大のプレッシャーを経験した板野騎手は、大きな何かを得たように思います。
悔しい思いもあるでしょうが、これをバネに、素晴らしいジョッキーに成長していってもらいましょう!
全国のダービーを観ていて、『JDD』で集結する頂上決戦が楽しみになって来ました。
岩手のロックハンドスターの強さには惚れ惚れしました。
きっと全国レベルの闘いでもヒケを取らないのではと思わせます。
大川さんも書いてましたが、名前も“岩手の星”でカッコいい!!
それから、マカニビスティーの強いこと、強いこと!
道中は後方に位置して、追い上げるときはロスを承知でいちばん外。
それでアッサリ差し切るわけですから、さすがとしか言いようがありません。
JRA時代に敗れているバーディバーディとの再戦が楽しみですねぇ。
そのバーディバーディも、先日の『ユニコーンS』で圧勝!
やっぱり、こちらも強いですわ。いまは敵なしって感じですね。
そんな猛者が集う『JDD』が、楽しみでなりません。
最後に、全国各地の『ダービー』で盛り上がっていただきましたファンの皆さま、ありがとうございました。
これからも地方競馬の熱戦を、どうぞご期待ください。
そして、熱く盛り上がってください、よろしくお願いします!