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・“トレスマ”08年初戦レポート
 

第20回かしわ記念(JpnI) 2008年5月5日(祝・月) 船橋競馬場 1,600m

(枠順はこちらをご覧ください)

<参考レース>

■フェブラリーステークス(2月24日|JRA東京)
 2着ブルーコンコルド
 3着ワイルドワンダー
 12着フジノウェーブ
 勝ったのは、これでダートGI(JpnI)4連勝となったヴァーミリアン。ブルーコンコルドはそのヴァーミリアンより前、4番手あたりを追走。直線を向いてやや位置取りを下げたものの、勝ち馬以外の中では出色の脚いろで伸び、2着を確保した。中団から早めにヴァーミリアンをとらえに行ったワイルドワンダーは、ゴール前でブルーコンコルドに差され3着。フジノウェーブは後方からバテた馬を交わしただけの12着だった。

■ダイオライト記念(3月5日|船橋) 
 2着ボンネビルレコード
 5着トップサバトン
 8着ケイエスゴーウェイ
 9着シャドウゲイト
 13着ケイアイフウジン
 シャドウゲイトが果敢にハナを奪い、アジュディミツオーが2番手を追走。そして3番手を追走していた1番人気フリオーソが3〜4コーナーで楽に前をとらえると、直線は余裕の手ごたえで後続を突き放し5馬身差の圧勝。道中後方を追走していたボンネビルレコードが直線外から伸び、サカラート、マコトスパルビエロらとの2着争いを制した。中団を追走したトップサバトンは5着。シャドウゲイトは3コーナーから後退して9着だった。

■マイルグランプリ(4月9日|大井) 
 2着フジノウェーブ
 4着トップサバトン
 7着シーチャリオット
 8着ナイキアディライト
 ナイキアディライトが逃げ、デスモゾームが2番手を追走。6番手あたりを追走していた1番人気フジノウェーブが4コーナーで前に並びかけ、直線半ばで一旦は完全に先頭に立ったものの、デスモゾームが差し返して勝利。フジノウェーブは3/4馬身差の2着だった。フジノウェーブと同じような位置を進んだトップサバトンは4着、ナイキアディライトは直線バテて8着だった。



<注目馬解説>

シャドウゲイト(JRA)
 昨年のシンガポール航空国際カップでGI初制覇。その後は日本、香港のGI戦線で結果を残せず、ダート初挑戦となった川崎記念JpnIはフィールドルージュ、フリオーソに続く3着。続くダイオライト記念JpnIIは果敢に先行したものの、3〜4コーナーで後退して9着だった。今年もシンガポールに遠征予定だったが、馬インフルエンザの影響で断念。デビューから昨年末まで一貫して芝路線を歩んできただけに、ダートでは慣れが必要かも。

ブルーコンコルド(JRA)
 昨年のかしわ記念JpnIの覇者で、その後マイルチャンピオンシップ南部杯JpnI連覇を果たし、ここまで地方競馬でダートGI(JpnI)を6勝。その後、JBCクラシックJpnI、ジャパンカップダートGI、東京大賞典JpnIは馬券にからめなかったものの、今年のフェブラリーステークスGIではヴァーミリアンに1馬身3/4差の2着と好走。今年8歳とはいえ、マイルの距離ならまだまだGIで勝ち負けになるところをアピールした。

ボンネビルレコード(JRA)
 昨年2月の大井・金盃までは大井に所属し、南関東重賞を4勝。中央移籍後の4戦目、南関東時代の主戦・的場文男騎手で臨んだ帝王賞JpnIでは1番人気ブルーコンコルドに1馬身半差をつけて勝利。前々走ダイオライト記念JpnIIでは、勝ったフリオーソには離されたものの、混戦の2着争いから抜け出した。中央ではオープン特別での3着が最高で、やはり南関東のダートが合う。今回も相性がいい的場文男騎手で臨む。

ワイルドワンダー(JRA)
 昨年4月のアンタレスステークス、7月のプロキオンステークスと、中央のダートGIIIを連勝し、一躍ダート路線で注目の存在に。そして1番人気で臨んだマイルチャンピオンシップ南部杯JpnIはブルーコンコルドに半馬身及ばず2着。07年以降はダートに専念して9戦4勝、2着2回、3着2回で掲示板を一度も外さない安定した成績だが、GI(JpnI)タイトルはもう少しのところで手が届かず。今回はそのGIのカベを突破できるか。

フジノウェーブ(大井)
 06〜07年にかけ、条件級から南関東重賞まで破竹の10連勝で一躍脚光を浴びた。そして昨年のJBCスプリントGIを制し、地方馬として初のJBC勝ち馬となる快挙。NARグランプリ2007では4歳以上最優秀馬と、最優秀短距離馬のタイトルをダブル受賞。JBC後は、フェブラリーステークスGIでの着外はともかく、南関東重賞で2戦していずれも2着であること、今回船橋は初コースになることなどが気になる。ただ定量で戦えるのはプラス材料。

シーチャリオット(船橋)
 04年の2歳時に全日本2歳優駿GIで2着、3歳時は羽田盃、東京ダービーと南関東の二冠を制し、世代の地方最強馬として期待された。しかし東京ダービー後、半年近くの休養をはさんだ復帰戦から現在に至るまで勝ち星から遠ざかり、南関東重賞では2度の2着があるのみ。ダートグレードでは苦戦が続いている。ただ昨年の帝王賞JpnIは着順こそ6着だが、南関東最先着に加え、先頭からは1秒しか離されていないだけに、巻き返しが期待される。

トップサバトン(大井)
 ホッカイドウ競馬でデビューし、北海道2歳優駿GIIIを制覇。遠征した兵庫ジュニアグランプリGIIIでも2着と健闘した。3歳になると南関東に移籍、京浜盃、羽田盃を制して、アンパサンド、フリオーソと三冠路線の3強として注目された。しかしその後は勝ち星から遠ざかっている状況。前走マイルグランプリでは、勝ち負けには加われなかったとはいえ、直線よく伸びて勝ち馬から0秒6差の4着だけに、復活のきっかけがほしいところ。

ナイキアディライト(船橋)
 3歳時には羽田盃、東京ダービーの南関東二冠を制し、ジャパンダートダービーGIではビッグウルフ、ユートピアと接戦の3着で注目を集めた。ダートグレードでも04年にかしわ記念GII、日本テレビ盃GIIと2勝を挙げる活躍。3歳時から昨年まで毎年重賞を制していて、今年、6年連続重賞制覇の記録がかかる。ここまで重賞は通算12勝。今年8歳だけに衰えは否めないが、マイペースの逃げに持ち込んでどこまで粘れるか。

ケイエスゴーウェイ(高知)
 中央1勝で昨年高知に移籍。重賞初挑戦は水沢に遠征したクラスターカップJpnIIIで、勝ち馬かは離されたものの、掲示板を確保する5着としっかり賞金を稼いだ。その後もJBCクラシックJpnIや、東京大賞典JpnIなど南関東のダートグレードに挑戦を続け、先月久々の地元出走となった二十四万石賞で念願の重賞初制覇を果たした。正直、JpnIで勝ち負けは難しいだろうが、掲示板確保を目指す。

文・構成:斎藤修(サイツ)

※ 当コンテンツの内容は、編集時点(5月1日)での情報となっております。出走回避等によりレースに出走しない可能性もありますのでご了承ください。また、当コーナーの内容に関しまして、NARおよび競馬主催者が特定馬の推奨などを行うものではありません。

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