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第13回 2009年8月10日(月) ワンコイン(500円)の満足感

門別競馬場
ハナマル ワンコイン(500円)の満足感

競馬ブック 末松 薫

 ばんえい十勝の定政紀宏さんからバトンを受け取った「オススメの逸品」企画。同じ競馬ブック、同じ北海道が続くという点に、少し抵抗感もあったけれど、今の季節が一番過ごしやすい北海道。今年からスタートした「グランシャリオナイター」開催中の今こそが、「オススメ」のグッドタイミング(!?)というわけで、ナイターは11月19日まで開催中です!どうぞご来場ください。
 今回、紹介するのは、今年、新設された「ポラリス☆ドーム」内。ここには、310インチの大型スクリーン「JBCビジョン」もあるだけに、食べながら、パドックや、レース観戦までできるのも嬉しい限り。

 
◎ハナマル(売店)
 地元の婦人会の皆さん、数名で切り盛りされているが、気さくで笑顔が絶えることがない売店である。競馬場は時に修羅場と化す、そんな雰囲気を持っているが、この店の前に立てば、癒しの別世界にいざなってくれることは間違いないだろう。ここでの食材は、地元の平取から取り寄せたものが多く、「平取和牛」「平取産黒豚」の文字が躍る。
○平取和牛・ハンバーガー…… 両手で押し潰してからでないと、口の中には入らないほどの厚みがあり、平取和牛が横からはみ出すくらいにボリューム満点の一品。
○平取和牛・牛丼……ご飯が完全に隠れるくらい、牛肉がてんこ盛り。ガツンと掻き込めば、口の中に肉汁の甘みが充満。
 
 
 
 夕方まではハンバーガー、ホットドッグが人気を集めるのだが、夜になると、牛丼が逆転して売れ筋ナンバーワンに。冷夏の影響で野菜も高騰しているさなか、カレーライスなど、ほとんどの商品がワンコイン(500円)で食べられる。まさしく、B級グルメの王道まっしぐらなのである。

◎うま八(売店)
 地元、富川町で店を出している居酒屋「つぼ八」が、その名を「うま八」と変えて競馬場内に出店している。基本、居酒屋「つぼ八」と同じメニューが勢揃いしているが、ここでのイチ押しは、北海道太平洋側で獲れる幻の魚・松川カレイのにぎり寿し6カン600円。肉厚のコリコリ感がたまらない。その日の水揚げによって店頭に出される数量も違うだけに、まさに売り切れご免のレアもの。生ビール(500円)はもちろんのこと、もつ煮(300円)、茄子一本漬け(300円)など、リーズナブルな酒の肴は多種多様。海老天そば、海老天うどん(500円)など、小腹を満たしてくれる品も多い。
 
 
 
 

◎キャロット(ハウス)
 
 4コーナーよりの「とねっこ広場」パドック横にある「キャロット」では、北海道の味覚の代表であるジンギスカンを食べながら、競馬観戦ができる「グランシャリオナイター&ジンギスカン」が7月1日から始まっている。事前に予約が必要だが、夜にはイルミネーションも楽しめるし、敷地内には芝生の上でゆっくりくつろげるベンチも用意されている。家族連れ、グループには、この開放的な空間は最高!野菜たっぷりのジンギスカンセットは、2〜3人用が2,400円。

【番外編】
 門別競馬場から、国道235号線。通称、浦河国道を一路東へ。沙流川を越えると、右側に一軒の食堂がある。蕎麦通では知る人ぞ知る、手打ちそばと書かれたのれんの店「いずみ食堂」がそれ。鴨きのこ天そば、もりそばが一番人気だが、歯ごたえを味わいたい方には、手打ち極太がお奨め。競馬に限らず、日高方面に出かけた方は、是非、立ち寄って欲しい食堂である。


※ 本文で紹介している逸品については、取材時点のものです。 その後、値段改定やメニューが変わっている場合もございます。
 
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