第12回 ”百万ドルの景色” 香港的競馬事情

(当コラムは、東京スポーツグループ各紙3月10日掲載分より転載したものです)
 こんばんは!最近恒例になっていますが、今週も引き続き海外から書いています。
 SDN48で香港にてライブを行ってきました。
 香港といえばやはり競馬!? 空き時間にはホテルのテレビでちゃっかり見ちゃってます。
 当たり前といえば当たり前なんですが、馬の名前が全て漢字なところがなぜかとても新鮮。どういう意味なのか考えて見入ってしまいます。例えば「歩歩穩」なんて書いてあると、「これってパドック中ってこと?」なんていう感じでピンときませんでしたが、画面下に数字で「1.6倍」なんて書いてあったりすると「なるほど!単勝の倍率ってことだから馬の名前だ!」と想像でなんとなく理解できます。
 気付くと自然と入り込んでいて日本でテレビやインターネットでレースを見ているときと同じようなテンションになっていました。
 香港では、日本以上にジョッキー同士の競争が激しく、海外の出稼ぎジョッキーや遠征してくるトップジョッキーが上位を占めていると聞きました。しかし現地でデビューした若手も経験を積んで活躍していくようです。
 また、レースは基本的には昼間にシャティン競馬場で行われるそうですが、ハッピーバレー競馬場では水曜日にナイターも見れるんです。なんだか大井競馬場を思わせます。
 中継番組のキャスターの言葉は分からないのに、差したり差されたりする時のテンションは世界共通。言葉は全く通じなくても盛り上がり方は同じです。香港の百万ドルの夜景の一部には、もしかしたらハッピーバレー競馬場も入っているのかも?
近藤さや香(こんどうさやか)
 1984年4月1日生まれ、愛知県出身。SDN48の1期生メンバー。
 小学校2年生から高校卒業までアメリカで暮らしていたため英語が堪能で、AKB48の海外公演では通訳として帯同したこともある。落ち着きのある低音ボイスが特徴。


Cheers to 地方競馬