第11回 浦和けいば参上!

(当コラムは、東京スポーツグループ各紙3月3日掲載分より転載したものです)
 先日のオフにふと思い立って、毎週交代で当コラムを連載している近藤さや香を誘い、埼玉県の浦和競馬場に行ってきました。
 南浦和駅からバスで約5分。そこには、初めて行くのにどこか懐かしいような温かい雰囲気がありました。場内に入って最初に向かったのは、もちろんパドック。ばっちり最前列をゲットして、新聞と赤ペン片手に早速馬をチェックします。馬券を買って、いざ、レース観戦…あれ?ゲートが、こんなに近くにある!普段はゴール前でレースを見る私たちですが、その日は思い切ってスタート地点へ行ってみることに…。馬の息遣いが感じられるほどの至近距離で、騎手の真剣な表情を見ていると、その緊張感に私までドキドキしてしまいます。ゲートが開き、凄い勢いで目の前を駆け抜ける馬たちの足音は、まるで地響きのようでした。これは、他の競馬場ではあまり見られない”レア”な光景かもしれません。今まで味わったことのない臨場感に圧倒されてしまいました。
 馬券も3レース連続で的中し、ビールと焼き鳥で乾杯!場内には、居酒屋さんのような雰囲気の屋台がずらりと並んでいて、何を食べるか悩んでしまうほど。安くておいしいメニューが充実しているのも、うれしいポイントですよね。最終レースは残念ながら外れてしまいましたが、テレビやネットでは見られない、競馬場ならではの大迫力を味わうことができたのは大きな収穫です。浦和競馬場のスタート地点から見えた景色こそが、私が思う競馬場の醍醐味(だいごみ)なんです。
津田麻莉奈(つだまりな)
 1987年6月6日生まれ、奈良県出身。SDN48の2期生メンバー。
 SDN48加入前は雑誌の読者モデルや日本テレビ系「恋のから騒ぎ」の15期生としても活躍。現役アイドルでありがなら、目標は放送作家。


地方けいばにハマりなるっ