当コーナーでは、地方競馬に関するイベントや注目レース等の気になる話題を写真と共にご紹介します。

第63回川崎記念(JpnⅠ) 参考レース&注目馬解説

2014年1月27日
第63回川崎記念(JpnⅠ)
2014年1月29日(日)川崎競馬場 2,100m
(出走表はこちらをご覧ください)

<参考レース>

エルムステークス(13年8月24日|JRA函館)
 1着フリートストリート
 逃げたのはエーシンモアオバーで、フリートストリートは外枠からのスタートでも、すぐに直後の2番手につけた。楽な手ごたえのまま緩みのないペースで逃げたエーシンモアオバーに対して、フリートストリートは向正面から追いどおしだったものの、直線半ばでエーシンモアオバーを交わして先頭に立つと、そのまま押し切って函館1700メートルのコースレコードで快勝となった。

浦和記念JpnⅡ(13年11月20日|浦和)
 1着ランフォルセ
 6着ハリマノワタリドリ
 ハナを奪ったのはマグニフィカだが、2番手に控えたエーシンモアオバーが向正面で先頭に立ったタイミングで、5番手あたりを追走していたランフォルセも進出。3コーナー手前で一気に先頭に立つと、外からシビルウォーが追ってきた。3コーナー過ぎでエーシンモアオバーが遅れ、ランフォルセとシビルウォーの一騎打ちとなったが、先に仕掛けて主導権を握ったランフォルセが直線で振り切り1馬身差をつけて勝利。後方2番手からの追走となったハリマノワタリドリは離れた6着だった。

ゴールドカップ(13年12月11日|浦和)
 3着サイオン
 9着ウインペンタゴン
 浦和1500メートルでは不利な外目10番枠からのスタートとなったサイオンは、早め中団から押して位置取りを上げ、3コーナーでは先頭をうかがう勢い。そこに一気にまくってきたジョーメテオが抜け出して快勝となり、サイオンも2番手で粘っていたが、最後にタマモスクワートに交わされ、勝ち馬からは2馬身半+アタマ差で3着。ウインペンタゴンは後方のまま、見せ場をつくれず9着だった。

名古屋グランプリJpnⅡ(13年12月25日|名古屋)
 2着トウショウフリーク
 4着ランフォルセ
 10着ハリマノワタリドリ
 地方初参戦のトウショウフリークが掛かり気味に逃げ、離れて2番手にエーシンモアオバー、ランフォルセはさらに離れて4番手からの追走となった。2周目の向正面に入ると前との差が詰まり、中団からムチを入れてまくってきたシビルウォーが4コーナー手前で先頭に立つと、そのまま直線で突き放して勝利。トウショウフリークは3馬身差をつけられたものの粘って2着。一旦はトウショウフリークの直後につけたランフォルセだが、直線勢いをなくして4着だった。

東京大賞典GⅠ(13年12月29日|大井)
 1着ホッコータルマエ
 5着カキツバタロイヤル
 8着トウホクビジン
 JRA勢では唯一重賞勝ちのないサトノプリンシパルが逃げてペースはスロー。2番手以下を追走していたJRAの有力勢、ワンダーアキュート、ホコータルマエ、ニホンピロアワーズの3頭が3コーナーから馬体を併せて一気に進出すると、4コーナーからはこの3頭の叩き合いに。直線半ばでまずニホンピロアワーズが脱落。2頭の争いに絞られ、最後はホッコータルマエがワンダーアキュートを競り落とし、1馬身半差をつけて勝利となった。縦長の中団よりうしろを進んだカキツバタロイヤルが地方勢では唯一掲示板を確保したが、勝ち馬からは2秒9離されていた。



<注目馬解説>

トウショウフリーク(JRA)
 前走、はじめての地方遠征となった名古屋グランプリJpnⅡは、エーシンモアオバーとの差を広げて掛かり気味に単騎での逃げ。それでも2周目には息が入り、勝ったシビルウォーには3馬身差をつけられたものの2着に粘った。中央でも4歳時にみやこステークスGⅢでエスポワールシチーの2着があり、ダートオープンで2勝という実績。エーシンモアオバーの回避によって今回も単騎での逃げはほぼ間違いなく、好位から早めにとらえにくるであろうホッコータルマエに対してどこまで食い下がれるか。


ムスカテール(JRA)
 デビューからダートで2連勝したが、3戦目以降は芝の中長距離に絞って使われ、昨年は目黒記念をレコード勝ち。中団~後方を追走しての直線勝負で、芝ではときに上がり32秒台の切れる末脚が武器。久々のダートで、川崎の小回りコースがどうかだが、離れず好位を追走できれば、ホッコータルマエと追い比べという場面もあるかもしれない。


ホッコータルマエ(JRA)
 昨年前半は、かしわ記念、帝王賞を含めダートグレード5連勝の快進撃で、一気にダート古馬戦線の中心的存在に。秋にはダートGⅠ/JpnⅠを4戦。マイルチャンピオンシップ南部杯は、その距離もあってエスポワールシチーに逃げ切りを許したものの、JBCクラシックは初めて逃げの手にでて完勝。ジャパンカップダートは接戦の3着に敗れたが、東京大賞典はスローな流れもワンダーアキュート、ニホンピロアワーズという実績馬との叩き合いを制して1年を締めくくった。昨年のGⅠ/JpnⅠで4勝を含めダートグレード7勝は圧倒的な成績で、NARグランプリ・ダートグレード競走特別賞を受賞。ほかにGⅠ/JpnⅠ馬がいないメンバーで、予定されているドバイ遠征に向けてどんな勝ち方を見せるか。


ランフォルセ(JRA)
 前々走浦和記念JpnⅡが、2012年3月のダイオライト記念JpnⅡ以来1年8カ月ぶりの勝利。ダイオライト記念では、厳しいペースで飛ばしたワンダーアキュート、フリオーソを競り落として粘りきり、浦和記念では長く脚を使うシビルウォーを振り切るなど、ときに強敵相手に強いレースをするが、馬券としての狙い所は難しい。前走名古屋グランプリJpnⅡでも、3~4コーナーでは1、2着馬と競り合ったが、直線では失速してしまった。


フリートストリート(JRA)
 昨年夏に1000万特別、準オープン特別、そしてエルムステークスGⅢと3連勝で一気に重賞まで制したが、続く白山大賞典JpnⅢでは直線までJRAの有力勢と競り合い、最後に失速してやや離れての4着。デビューから3連勝のあとにも休養などがあって結果が残せない時期があり、落ち込むと立て直すのに時間がかかるタイプなのだろう。ここまでの6勝は1600~1800メートルに集中。2000メートル以上では3戦していずれも直線失速しているように、この距離は少し長いかもしれない。


サイオン(船橋)
 中央では準オープン勝ちまでで、重賞では一昨年のエルムステークスGⅢでローマンレジェンドの5着。昨年船橋に移籍して大井と船橋で5戦。2度の3着好走はマイル以下で、1900メートルの埼玉新聞栄冠賞は、同じく中央準オープン勝ちまでだったガンマーバーストに1秒離されての4着と、この距離は少し長いかもしれない。8歳という年齢もあり、中央の重賞実績馬相手では厳しいか。



13年川崎記念JpnⅠ ハタノヴァンクール(撮影:いちかんぽ)

文・構成:斎藤修(サイツ)



※ 当コンテンツの内容は、編集時点(1月27日)での情報となっております。出走回避等によりレースに出走しない可能性もありますのでご了承ください。また、当コーナーの内容に関しまして、NARおよび競馬主催者が特定馬の推奨などを行うものではありません。