大井所属の本村直樹騎手(28歳、庄子連兵厩舎)が、平成18年7月17日(祝・月)〜10月6日(金)の間、笠松競馬で期間限定騎乗する。笠松での所属先は、青木達彦厩舎。

　地方競馬の騎手の流動化の向上については、地方競馬再興会議での合意に基づき、かねてから主催者を含めた関係各所で調整が図られていたが、その動きに拍車をかけたのは05年6月に“短期所属替”という初のケースで岩手で騎乗した内田利雄騎手。所属していた宇都宮競馬の廃止に伴い移籍を余儀なくされたが、「後輩たちのためにも、騎手免許制度について少しずつでも現状を変えていきたい」と、あえて完全な移籍の道を選ばなかった。
　その後、内田騎手は笠松でも短期所属替として騎乗。そして05年年末に『地方競馬騎手の騎乗機会拡大について』で各主催者の受入れ条件等が発表されると、それに従って浦和→兵庫→岩手(現在)と期間限定騎乗をしている。

　内田騎手の他には、安藤光彰騎手(笠松)と岡崎準騎手(福山)が南関東で期間限定騎乗を行っており、この制度の利用者は本村騎手が4人目。
　なお、岩手の小林俊彦騎手も07年1月中旬から川崎で期間限定騎乗の予定だ。

　28歳と若手ながらも自らの向上を目指し、笠松で騎乗する本村騎手。きっと不安も多いだろうが、その支えとなるのは、なんといってもファンの皆さんの応援。
　東海地区の皆さん、本村騎手への暖かい声援をよろしくお願いしますね！