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2007/11/1
08年度のばんえい開催に向けた協議が開始


 帯広市とオッズパーク・ばんえい・マネジメント(OPBM)は、2008年度の「ばんえい十勝」開催に向けて、運営をOPBMに継続委託することで下記のとおり協議を開始することとなった。



(帯広市/オッズパーク・ばんえい・マネジメント ニュースリリースより引用)


 北海道帯広市(市長:砂川 敏文、以下 帯広市)とソフトバンクグループのオッズパーク・ばんえい・マネジメント株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役社長:藤井宏明、以下 OPBM)は、2008年度のばんえい競馬「ばんえい十勝(とかち)」開催に向けて運営をOPBMに継続委託することで協議を開始しました。

 存続の危機に直面していたばんえい競馬は、競馬法上民間委託ができる業務の大部分をOPBMに委託し、2007年度より新生ばんえい競馬「ばんえい十勝」として帯広市単独で開催しています。

 2007年度「ばんえい十勝」の開催にあたり、帯広市とOPBMでは、支援企業、市民ボランティア、ばんえい競馬馬主協会や北海道ばんえい競馬調騎会など多くの関係者、そしてばんえい競馬ファンの皆様から協力をいただき、「全員参加型」の体制で各種施策に取り組んでまいりました。帯広競馬場所有者である十勝農業協同組合連合会の賛同による帯広競馬場の施設改善やナイトレースの導入、地元企業とのタイアップイベント、日本たばこ産業株式会社による帯広競馬場内分煙化、帯広商工会議所を中心とした「ばん馬まつり」イベントやばん馬商品の開発、NPO法人「とかち馬文化を支える会」による馬文化体験イベントの実施など、地元北海道・十勝と一体となって馬文化発信基地・観光資源としての定着を図ってまいりました。

 こうした取り組みや支援の輪の拡がりが奏功し、「ばんえい十勝」の2007年度第14回開催(2007年10月29日)までの帯広競馬場来場者数は151,958人(対前年比178.27%)と大幅に向上しました。

 一方、発売金額を見ると、帯広競馬場で1,875,878,200円(対前年比140.12%、対予算比127.11%)、インターネットで1,125,787,600円(対前年比169.08%、対予算比140.40%)、直営場外発売所では2,902,524,900円(対前年比74.33%、対予算比107.86%)となり、全体では6,967,562,000円(対前年比96.84%、対予算比114.35%)となっています。

 また2007年度の「ばんえい十勝」開催にあたり、当初想定されていなかった突発的な修繕費や帯広競馬場の設備改善、集中的な媒体プロモーションなどを、来期を見込んだ先行投資として計画以上に積極的に実施した結果、OPBMにおいて2007年度は営業利益を見込むことが難しい状況です。

 こうした中、帯広市とOPBMでは、依然として厳しい経営実態と各種課題が存在するものの、支援企業や関係者、ファンの皆様から引き続き協力を得ていくことで現在の好調を維持できれば、2008年度も「ばんえい十勝」事業を継続できると考えられること、そして北海道遺産として地元十勝はもとより、道民の皆様の協力の下、「ばんえい十勝」を馬文化発信基地・観光資源としてさらに推進できると考えられることから、2008年度の「ばんえい十勝」開催に向けて運営をOPBMに継続委託することで協議を開始しました。

 今後も帯広市とOPBMは、多くの「ばんえい競馬」ファンからさまざまなアイデア、提言を広く吸い上げ、「全員参加型」で「ばんえい競馬」の長期的な存続とさらなる発展を可能にする仕組みづくりに取り組んでまいります。