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2009/01/14
2008年 JPNサラブレッド・ランキング

 国内競走馬の公式格付けである2008年JPNサラブレッド・ランキングが本日(14日)、発表されました。

 4歳以上芝はジャパンCを制したスクリーンヒーローが122でトップとなりました。日経賞を圧勝した上半期のトップ、マツリダゴッホは121で2位。3位は安田記念を圧勝した牝馬ウオッカ120で、牝馬の減量分を考慮すると124となり、実質的にはウオッカがトップとなります。牝馬として37年ぶりに有馬記念を制したダイワスカーレットは、ウオッカと1ポンド差の119。3年連続でシンガポール航空国際Cに出走したコスモバルク(北海道)は111で36位タイとなり、地方馬初の6年連続ランクイン。

 一方、4歳以上ダートはジャパンCダートと東京大賞典を連勝したカネヒキリが119で、06年以来2年ぶりのトップ奪回。2位はフェブラリーSとJBCクラシックを制し、GI(JpnI)6勝目を挙げた昨年トップのヴァーミリアンで118。昨年の3歳ダート1位だったフリオーソ(船橋)は帝王賞を制し、113で6位タイ。

 3歳・芝はNHKマイルC→ダービーの変則2冠馬であり、古馬相手にジャパンC2着のディープスカイが121でトップ。菊花賞が重賞初勝利となったオウケンブルースリが2位119、皐月賞を逃げ切ったキャプテントゥーレは3位114。3歳・ダートはジャパンダートダービーを制し、古馬相手のJBCクラシックを2着と健闘したサクセスブロッケンが114でトップ。米GIIピーターパンSを制したカジノドライヴは113で2位。

 2歳は、朝日杯フューチュリティSの勝ち馬セイウンワンダーとラジオNIKKEI杯の勝ち馬ロジユニヴァースが112でトップ。ダートでは、全日本2歳優駿を制したスーニが110でトップとなりました。

 なお、ランキング詳細については『ウェブハロン』に掲載しておりますので、あわせてご覧ください。

★ JPNサラブレッド・ランキングとは…
 JPNサラブレッド・ランキングは、各馬の能力を数字に置きかえ表わしたレーティングをランキング化したものです。世界的にはワールドランキングとして発表されており、JPNサラブレッド・ランキングはその日本国内向け。JRAハンデキャッパー・NARレーティング担当者によって作成したレーティングを基礎として、海外での成績を加え、さらに1年間を通じたレースぶりを検証し若干の修正を行ったうえ、国際ハンデキャッパー会議の協議を経て決定したものです。


★JPNサラブレッド・ランキング (定義)

(1)対象馬 1. 日本馬 日本および海外の競走に出走して、100ポンド以上の評価を得た馬。
2. 外国馬 日本の競走に出走して、100ポンド以上でかつその馬のベストの評価を得た馬。

(2)対象レース 1. 中央競馬 すべての平地重賞、オープン特別および一部の競走
2. 地方競馬 出走資格に上限のないすべてのサラ系重賞および一部の主要競走

(3)区分 2歳・3歳(芝・ダート)・4歳以上(芝・ダート)
※2歳は上半期の発表はありません。

(4)距離区分 (=Sprint) 1,000m〜1,300m
(=Mile) 1,300m超〜1,900m未満
(=Intermediate) 1,900m〜2,100m
(=Long) 2,100m超〜2,700m
(=Extended) 2,700m超〜

(5)評価単位 ポンド/キログラム併記(1ポンド≒0.453kg)

(6)備考 牝馬の数値を牡馬と比較する際には、2歳は2ポンド、3歳以上は4ポンドを加えてください。
これは、負担重量(牝馬減量)の関係からです。