
レースの見どころ
第26回となるサマーチャンピオンだが、過去25年はJRA所属が21勝、地方所属は4勝と、圧倒的にJRA勢の勝率が高く、勝ち馬も先行馬が有利な印象。今年もJRA勢が先行しそうで人気を集めそうな構成となった。実績からも一歩リードしているマテンロウコマンドが1番人気の支持を集めそう。焦点は2着争いと見るが、以下はかなりの混戦模様で地方馬にも馬券絡みの可能性はある。小波乱も一考したい。

デビューは京都の芝1600m。そこで結果が出なかったが、2戦目でダートへ転向すると素質開花して、デビューから4戦目で勝ち上がった。その後の兵庫チャンピオンシップまで4連勝し重賞初制覇。地方ダートグレード競走でもすべて馬券圏内を確保する活躍ぶりで、黒船賞制覇、東海ステークスでは先行策から抜け出して重賞3勝目を奪取。今回のサマーチャンピオンはトップハンデの59.5キロで条件的に楽ではないが、これまでの実績だと能力はナンバーワンといえる存在だ。地力の高さで斤量はカバーするとみたい。

昨年のこのレースを制した馬で、北海道スプリントカップ、東京盃とダートグレード競走を3連勝した実績は高く評価したい。次走のカペラステークスでは、勝ち馬が別格だったものの、2番人気の支持に応えて2着と、改めて地力の高さを示した。海外挑戦後の国内戦では今ひとつの印象もあるが、発馬を決めて結果を出している佐賀の舞台なら、巻き返す能力は十分に秘めている。今年は昨年より負担重量が3.5キロ増えて59キロとなる点は気になるが、仕上がりは順調で状態面に不安はなさそう。実績、能力ともに軽くは扱えない存在。

昨年の東海ステークス2着馬。その後、オープン競走を連勝し、黒船賞では4コーナーで届かないような位置から豪脚を披露し、3着まで浮上した。地方コースへの適性にも問題はなく、前2走の栗東ステークス、東海ステークスでも粘り強い内容で見せ場を作っており、近走からも好調ぶりが伝わってくる。まだ重賞勝ちこそないものの、この馬も地力は十分。ここに向けて良いデキを維持している様子で、メンバー構成を考えても展開ひとつで互角以上に戦えるだけの力は持っている。

以下も上位争いに差はないと見ているが、スピードを兼備するストレングスの前残りは警戒したい。ここでは2番手につけられる速力もありそうで、斤量面を考えても粘り込みの可能性は十分にある。高知のミスズグランドオーにも注意が必要。佐賀の重賞も勝っており、JRA勢にもスピード負けしない。54キロの斤量なら、ペース配分ひとつで前々からの残り目も考えられる。ハッピーマンは少し条件が厳しくなるが、長く良い脚を使えるタイプ。前が縺れた際には、台頭してくる力を持っている。
提供 馬物語 永瀬 将尚
注記
当ページの情報は、9月2日(水)17時現在のものです。
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