データ分析 Data Analysis

金沢競馬の秋を彩る大一番

1981年に創設され、今年第46回を迎える歴史と伝統あるビッグレース。97年の第17回から中央と交流のダートグレード(DG)として行われるようになり、距離も2100mとなって現在に至る。時期は概ね9月下旬から10月上旬。今年は11月に、当レースと同じ距離条件でJBCクラシックJpnIも行われることになっている。ここでは、過去10年の傾向をデータで振り返る。

JRA勢の争い

過去10年、優勝は全てJRA勢。それ以前、DG競走として行われるようになった1997年まで遡っても、馬インフルエンザ禍のため金沢所属馬限定で実施された2007年を除き優勝は全てJRA勢だ。地方馬の馬券絡みは、過去10年で3件(17年2着、18年3着のカツゲキキトキト・愛知と、21年2着のミューチャリー・船橋)しかなく、レースの中心はJRA勢と言って良いだろう。[表1]

[表1]所属別成績(過去10回)

1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
JRA 10 8 9 23 20.0% 36.0% 54.0%
愛知 0 1 1 12 0.0% 7.1% 14.3%
南関東 0 1 0 4 0.0% 20.0% 20.0%
金沢 0 0 0 29 0.0% 0.0% 0.0%
その他 0 0 0 16 0.0% 0.0% 0.0%

1番人気の取捨が好配当のカギ

1番人気馬が、過去10年で6勝、3着1回。まずまず信頼して良さそうだ。6番人気以下の馬券絡みはなく、検討の対象となるのは5番人気まで。ただし、3着内率を見ると1~5番人気で差がなく、2、3着のいわゆるヒモ選びは、上位人気の中から慎重を期して行いたい。3連単の配当を見ると、過去10年の平均は5893円で、万馬券が出たのは1番人気が馬券圏外に消えた3回。1番人気馬の見極めが、好配当を狙えるかどうかのポイントとなる。[表2]

[表2]人気別成績(過去10回)

1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
1番人気 6 0 1 3 60.0% 60.0% 70.0%
2番人気 2 3 1 4 20.0% 50.0% 60.0%
3番人気 1 3 2 4 10.0% 40.0% 60.0%
4番人気 0 3 3 4 0.0% 30.0% 60.0%
5番人気 1 1 3 5 10.0% 20.0% 50.0%
6番人気以下 0 0 0 64 0.0% 0.0% 0.0%

優勝にはDG競走優勝歴が必須

当レース優勝馬10頭中9頭がDG競走の優勝経験馬。これは必須条件と見ていいだろう。また3着内の馬券絡みで見ても、30頭中25頭が、それまでに出たDG競走で3着内の経験ありと、過去のDG競走での実績を重視すべきだ。なお、先に述べた地方所属で馬券に絡んだ2頭3例も、この条件を満たしていたことは注目に値する。[表3]

[表3]DG競走実績別成績(過去10回)

1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
優勝あり 9 3 8 12 28.1% 37.5% 62.5%
2、3着あり 0 4 1 6 0.0% 36.4% 45.5%
出走あり 0 2 0 36 0.0% 5.3% 5.3%
出走なし 1 1 1 30 3.0% 6.1% 9.1%

大型馬優勢、475kg以下に勝利なし

馬体重をレンジで分けて傾向を見ると、とりわけ500kgを超える大型馬の活躍が目立つ。475kg以下の馬から優勝は出ておらず、この中には、DG競走優勝歴があり1番人気に推されながら敗れた472kgミツバ(2018年11着)や467kgブリッツファング(22年5着)も含まれる。[表4]

[表4]馬体重レンジ別成績(過去10回)

1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
450kg以下 0 0 0 10 0.0% 0.0% 0.0%
451~475kg 0 2 1 21 0.0% 8.3% 12.5%
476~500kg 4 1 4 22 12.9% 16.1% 29.0%
501~525kg 6 6 2 23 16.2% 32.4% 37.8%
526kg以上 0 1 3 8 0.0% 8.3% 33.3%

勝つのはこういう馬!

JRA所属馬のうち、DG競走優勝歴がある馬体重476kg以上の馬。1番人気に推されそうならなお心強い。

(文・坂田 博昭)

過去20年の所属別成績

  • 1着

  • 2着

  • 3着

【注記】馬インフルエンザ流行の影響により、金沢所属馬限定の地方重賞となった2007年を除いたデータとなります。

注記

当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。