
レースの見どころ
ダートグレードとして行われた過去28回はすべてJRA馬の勝利、近4年の1~3着はJRA馬。ただ、高配当使者になっているのは地方馬で2着10回(地元4回・他地区6回)、3着7回(地元1回・他地区6回)。近年は斤量の軽い馬、3・4歳馬の好走が増加中。元々、他のダートグレードより拮抗メンバーになりがちだが、今年はJBCクラシックと同じ舞台ということもあり、JRA馬はもちろん、地方馬も例年より強豪が参戦。3着なら10頭ほど圏内の印象。加えて先週まで時計の出る馬場にシフトしてきていた矢先、木曜に砂を補充(内側)。不透明な天気・馬場状態や斤量差も相まって、順序付けは悩ましい。前日の傾向も注視したい。

帝王賞は2年連続でミッキーファイトに敗れて2着など、GⅠ・JpnⅠ・2、5、3、3、2着。悲願達成をJBCクラシックに定めたか、秋始動戦は同舞台のレースを選択。過去、久々は12、12、1、1、6、1、7、3着で、12着2回は完成前の条件戦で参考外、オープン入り後の凡走は昨年のダイオライト記念、みやこSだが、共に雨が降る重・不良馬場、特に昨秋の京都はレコード決着。残りの敗戦3着は川崎記念で落鉄も要因。一番の懸念は他馬との比較でも不利な59キロの斤量。過去、59キロ以上で勝った馬はいないが、実力そのものが一枚上。態勢さえ整っていれば悪い競馬にはならないはず。

中央オープンでは4着が最高も、一昨年12月に移籍した兵庫では1、1、2(休養)2、1、1、1、2着。敗戦は昨春の佐賀、昨秋の7ヵ月ぶり、そして前走だが、地元重賞2勝目後の昨年末・高知で圧勝、前々走・ダイオライト記念でダートグレード制覇なら遠征自体は全く問題ないし、前走・名古屋グランプリ2着もアウトレンジと同斤量・3コーナーで追い出しを待たされるような格好になってクビ差と、地方適性の高さと地力強化は確か。今回はアウトレンジと斤量1キロ差。夏場の調整に苦労した節の陣営コメントは気になるが、態勢が整っていて末脚の生きる展開なら楽しみ。

言わずと知れた高知の雄。昨年から封印していた遠征を解禁、韓国へ2度渡り(3、4着)、今年はダートグレードに2度参戦(3、4着)と経験値を上げている。以前を思えば序盤のモタつきもマシになって映るし、むしろ久々の方が着順・走りがいいように思える戦績。直線は伸びたものの4着止まりだった前走・名古屋グランプリより斤量は有利になり、その0秒7差を詰める、もしくは覆しても不思議はないポテンシャルを持っている馬でもあるはず。この馬も金沢の馬場も熟知している吉原騎手の手綱捌きにも期待したい。

左回りの東京2100mに良績集中クールミラボーは適距離とはいえ金沢コース克服が焦点も、右回りの阪神2000m仁川Sも2年連続3着、今年(4走前)はクビ+アタマ差、2着は次走アンタレスS勝ちムルソー。気分良く運べそうな顔ぶれで55キロなら古馬ダート重賞初挑戦でも好勝負可能。ホウオウルーレットは昨秋のシリウスS→浦和記念の重賞連勝後3戦は案外かつアウトレンジにすべて先着されたが、フレッシュな状態・乾いた馬場で内に潜り込めれば面白くなる。ダンテバローズはトライアル・イヌワシ賞を勝ったが抜け出すと減速、強敵で本気を出せば。前々走・佐賀記念6着と案外だったオケマルも遠征2度目で発馬五分なら。
提供 競馬カナザワ 大井 明洋
注記
当ページの情報は、9月21日(祝月)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。