データ分析 Data Analysis

地方馬の健闘目立つ短距離戦

今年から『テレ玉杯』がはずれ、2013年以来『オーバルスプリント』として実施される。18~19年に地元浦和のノブワイルドが連覇を果たし、24年にはスマイルウィ(船橋)が勝利を飾るなど、近10年の3着内数はJRA、地方ともに15回と地方馬の健闘が目立っている。11月に金沢で実施されるJBCスプリントJpnIが1400mということもあり、ここをステップに飛躍する馬が現れるかも注目だ。ここでは16~25年の過去10回の結果から傾向を見ていく。

近年は単勝1番人気の信頼度が高い

単勝1番人気は2022年にシャマルが勝つまで11年から21年まで11年連続で勝てていなかったが、ここ4年で3勝と信頼度が上がっている。2~5番人気で7勝と、5番人気以内の馬に勝つチャンスがあり、6番人気以下は2着1回、3着2回のみ。人気薄の台頭は難しい。[表1]

[表1]人気別成績(過去10回)

1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
1番人気 3 2 2 3 30.0% 50.0% 70.0%
2番人気 2 3 1 4 20.0% 50.0% 60.0%
3番人気 2 1 3 4 20.0% 30.0% 60.0%
4番人気 1 1 2 6 10.0% 20.0% 40.0%
5番人気 2 2 0 6 20.0% 40.0% 40.0%
6番人気以下 0 1 2 56 0.0% 1.7% 5.1%

JRA栗東がリード

栗東が6勝、2着4回と圧倒。直近6年で5勝を挙げている。その次に3着内数が多いのは地元浦和。3着内率は21.6%に留まるが、1頭も馬券に絡まなかったのは過去10年で3回のみと好走が目立つ。出走頭数は少ないが船橋所属馬は3着内率50%で、出走があれば注目したい。なお、近5年で上記3地区以外で馬券に絡んだのは2023年3着オーロラテソーロ(美浦)だけだ。[表2]

[表2]所属別成績(過去10回)

1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
JRA栗東 6 4 2 19 19.4% 32.3% 38.7%
JRA美浦 1 1 1 5 12.5% 25.0% 37.5%
浦和 2 2 4 29 5.4% 10.8% 21.6%
船橋 1 1 3 5 10.0% 20.0% 50.0%
大井 0 1 0 7 0.0% 12.5% 12.5%
川崎 0 1 0 3 0.0% 25.0% 25.0%
その他 0 0 0 11 0.0% 0.0% 0.0%

外枠優位

7~8枠が勝率、連対率、3着内率すべてでリード。特に8枠は2016年3着レガルスイ(7番人気・船橋)、昨年2着アウストロ(8番人気・浦和)が人気薄で好走しており、馬券妙味的にも見逃せない。逆に1~3枠はやや低調。勝利を挙げたのはともに2枠だった18、19年のノブワイルド(浦和)で、いずれも逃げ切り。ハナを切れるスピードがあれば内枠のマイナスも緩和できそうだ。[表3]

[表3]枠番別成績(過去10回)

1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
1~3枠 2 2 3 23 6.7% 13.3% 23.3%
4~6枠 3 4 3 32 7.1% 16.7% 23.8%
7~8枠 5 4 4 24 13.5% 24.3% 35.1%

さきたま杯JpnIからの参戦が好成績

2024年にさきたま杯がJpnIに昇格した近2年、同年の同レースに出走した馬は【0-1-2-2】と高い確率で馬券に絡んでいる。今年もこの傾向が続くか注視したい。また、騎手別では戸崎圭太騎手が【3-0-0-2】で3勝は最多。岩田康誠騎手も【1-1-1-1】と好成績を残しており、地方コースを熟知する2人の参戦があれば注目だ。

勝つのはこういう馬!

JRA栗東所属馬を狙いたい。1番人気であればより信頼度は上がる。枠順は7~8枠が有利。

(文・有馬 優太)

過去20年の所属別成績

  • 1着

  • 2着

  • 3着

【注記】ダートグレード競走に格付けされた2013年からのデータとなります。

注記

当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。