データ分析 Data Analysis

JBCレディスクラシックの前哨戦

2011年のJBCレディスクラシック創設に伴い、TCKディスタフから変更され現在の形へ。Road to JBCに指定されており、1着馬にJBCレディスクラシックJpnIの優先出走権が与えられる。ここでは16年から25年の過去10回の傾向を探っていく。

過去7回で5回は栗東が3着内独占

地方馬が延べ73頭参戦しているが勝利はなく、JRA勢が圧倒する形になっている。特に近年はその傾向が強まっており、7年連続でJRAが馬券圏内を独占。そのうちの5回は栗東によるものだけに、中心は栗東と考えるのがベター。中でも橋口慎介厩舎は2021年レーヌブランシュ(3番人気)、23年アーテルアストレア(6番人気)、25年ビヨンドザヴァレー(5番人気)で3勝。人気妙味も十分で相性の良さを示している。地方馬の馬券絡み3回は南関東の大井、兵庫、北海道の各1回となっている。[表1]

[表1]所属別成績(過去10回)

1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
JRA栗東 8 5 7 15 22.9% 37.1% 57.1%
JRA美浦 2 4 1 8 13.3% 40.0% 46.7%
南関東 0 1 0 53 0.0% 1.9% 1.9%
上記以外 0 1 1 17 0.0% 5.3% 10.5%

注記:16年は2着が同着

1番人気が抜群の安定感

6番人気までが勝利を手にしているが、1~3番人気が7勝と上位人気の方が信頼度は高い。特に1番人気の安定感は目を見張るものがあり、馬券圏外は1回のみで連対率は80.0%。馬券の軸という点では最適な存在と言える。過去10回のうち6回は馬連複の配当が1000円未満(2着同着で360円と2万4810円の2通りの2016年を含む)。1000円~2000円未満も3回と1番人気の好成績から高配当は期待しにくいレースとなっている。[表2]

[表2]単勝人気別成績(過去10回)

1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
1番人気 3 5 1 1 30.0% 80.0% 90.0%
2番人気 2 2 1 5 20.0% 40.0% 50.0%
3番人気 2 1 2 5 20.0% 30.0% 50.0%
4番人気 1 1 2 6 10.0% 20.0% 40.0%
5番人気 1 0 2 7 10.0% 10.0% 30.0%
6番人気以下 1 2 1 69 1.4% 4.1% 5.5%

注記:16年は2着が同着

前走芝重賞は着順不問

JRA所属馬の前走別成績では、出走馬が13頭のブリーダーズゴールドカップJpnIIIと15頭のスパーキングレディーカップJpnIIIが3着以内の数で多い。ただ、スパーキングレディーカップJpnIIIから勝利を飾った馬がいないのが大きな特徴で、ブリーダーズゴールドカップJpnIIIの3勝はすべて前走連対馬。他のレースからも満遍なく好走馬が出ている印象を受けるが、注意したいのは3頭で2勝している前走JRA芝重賞。2017年のクイーンマンボ(前走ローズステークスGII)は関東オークスJpnIIを勝っていたが、昨年の覇者ビヨンドザヴァレー(前走クイーンステークスGIII)は初ダートだった。勝ち馬10頭を見ると、前走芝の場合は着順不問。前走ダートは連対していることが望ましく、連対していなくてもダート重賞勝ちの実績があれば目を瞑ることができる。[表3]

[表3]JRA所属馬の前走別成績(過去10回)

1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
ブリーダーズGC 3 2 1 7 23.1% 38.5% 46.2%
スパーキングレディーC 0 6 3 6 0.0% 40.0% 60.0%
上記2レースを除く地方DG 1 1 2 2 16.7% 33.3% 66.7%
JRA芝重賞 2 0 0 1 66.7% 66.7% 66.7%
JRAダートオープン 2 0 0 3 40.0% 40.0% 40.0%
JRA3勝クラス 1 0 1 2 25.0% 25.0% 50.0%
JRA2勝クラス 1 0 0 0 100.0% 100.0% 100.0%
JRAダート重賞 0 0 1 2 0.0% 0.0% 33.3%

川田、松山のトップジョッキーが出色

JRAの川田将雅騎手と松山弘平騎手の活躍が目立っており、川田騎手は1、2、2、1着と4回の騎乗でパーフェクト連対。松山騎手も4、1、2、2着と引けを取らない好成績を収めており、騎乗していれば注目しておいて損はない。

勝つのはこういう馬!

JRAの中でも栗東が中心。なお最高斤量馬(タイを含む)は【1-3-3-7】で唯一の勝利は56kgのレーヌブランシュ。57kgは【0-3-1-2】の好成績だが勝利という面では割引が必要になる。

(文・スポーツ報知・浅子祐貴)

過去20年の所属別成績

  • 1着

  • 2着

  • 3着

【注記】ダートグレード競走に格付けされた2013年からのデータとなります。2016年は2着同着。

注記

当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。