
牝5 JRA 大久保龍志厩舎 通算9戦7勝
父:キズナ
母:パーシステントリー
母の父:Smoke Glacken

デビュー戦は単勝7倍台の4番人気と評価は高くなかったが、蓋を開ければ6馬身差の圧勝。続く2戦目も後続には1秒9差の大差勝ち。その後も2、3勝クラスも突破し、4戦4勝で迎えた三宮ステークス。結果はクビ差だったが、着差以上の強さを見せ、5戦全勝でオープンも突破。続くブリーダーズGCは2着と初めて土がついたが、次走のみやこSで重賞初勝利を飾ると、G1チャンピオンズCに挑戦。強豪牡馬相手に見事に勝利し、ダート界の頂点に立った。前走のフェブラリーSは初の1600mで道中はいつもより追走に余裕がなく3着に敗れたが、最後詰め寄ったあたりはさすがという内容だった。夏を休養に充て今回は復帰緒戦。その走りに注目。
(競馬ブック・三宅俊博)
牝4 JRA 柄崎将寿厩舎 通算8戦5勝
父:ナダル
母:ルミエールカフェ
母の父:マンハッタンカフェ

兵庫女王盃(JpnIII)に続き、前走のエンプレス杯(JpnII)を連勝し、昨年の関東オークス(JpnII)と合わせてダートグレード競走3勝目を飾った。今回は約5カ月ぶりのレースになるが、管理する柄崎将寿調教師は順調な仕上がりを口にする。「ここまで予定通りに来ており、調教の動きも良いです。少し間が開いていますが、心配はいりません」。前走の競馬ぶりについては、手綱を取ったクリストフ・ルメール騎手が「思っていた以上に強かったです」と口を開いた後、次のように続けて語った。「園田の勝ちっぷりも良かったので、レース前からやれる自信はありました。序盤はあまり進んで行かず、良いポジションを取れませんでしたが最後はムチを入れることなく、豪快に伸びました」。当然、今回も有力だ。
(平松 さとし)
牝5 JRA 岡田稲男厩舎 通算16戦7勝
父:サンダースノー
母:フィオレロ
母の父:エンパイアメーカー

一貫してダートを使われてここまでダートグレードを4勝。3着を外したのは牡馬相手のG1級2レースのみで、牝馬同士では重賞でもすべて馬券圏内と堅実に走っている。それも時折ゲートで後手を踏むことがあってのもので、力量上位は疑う余地のないところ。昨年の当競走では懸念されていたスタートで大きく出遅れ。追い上げに脚を使いながらクビ差の2着。しかも最後の競り合いでは前に出る根性も見せた。発馬が決まれば先行することも可能で、前走は完全に勝ちパターンで抜け出したところを勝ち馬の末脚に屈した形。休み明けでも体調さえ整っていれば崩れることは考えづらい。相手関係は鍵でも、展開ひとつで重賞5勝目に手が届いていいだろう。
(競馬ブック・森田昌樹)
牝5 JRA 辻哲英厩舎 通算15戦6勝
父:パイロ
母:ブライトリビング
母の父:ワイルドラッシュ

前走のスパーキングレディーカップ(JpnIII)は2番人気。好位を追走し、ゴール前も伸びていたが、逃げた1番人気馬タガノミストがそのまま押し切る展開で、最後まで捉まえられずに終わってしまった。このレースで初めてタッグを組んだ坂井瑠星騎手は、レース後、「初めて騎乗したので以前との比較はつきませんが、状態は良かったと感じました。久しぶりの1600メートル戦ということもあり、差し切れませんでしたが、良く走ってくれたと思います」と語った。実際、前々走のエンプレス杯(JpnII、ダート2100メートル)を始め、このところ2000メートル前後ばかりを走っていたことを考慮すれば、勝ち馬から0秒3差の3着というのは、久しぶりの1600メートル戦にもよく対応していたと言えるだろう。
(平松 さとし)
牝4 JRA 西園翔太厩舎 通算15戦5勝
父:ナダル
母:アンデスクイーン
母の父:タートルボウル

初勝利後は短い距離に使われたこともあったが、中距離に戻って3連勝でオープン入り。昇級後の2戦は展開が厳しく失速したが、転厩を挟み、スムーズに運べた以降の3戦は堅実に走れている。阿蘇Sではダッシュ良く淡々と逃げ、最後は後続を離して2馬身差V。揉まれなければ控えても問題はないが、すんなりハナを切れると強い馬で、これで5勝すべてが逃げ切り。その機動力はどちらかと言えば小回り向きで、広い大井に替わってどうかだが、エンプレス杯で重賞でも通用する能力は示しているし、地方の深い砂も経験できた。前半をスムーズに入ることができれば、自身の力は出し切れるだろう。母アンデスクイーンは7年前の勝ち馬。母仔制覇に期待。
(競馬ブック・星屋怜音)
牝6 浦和 小久保智厩舎 通算19戦4勝
父:Justify
母:ノットナウキャロライン
母の父:Tapit

転入初戦にA2下準重賞のしらさぎ賞トライアルを勝ち、しらさぎ賞では半馬身差の惜しい2着。JRAで3勝を挙げた実力を浦和1400mの2戦で見せた。前走は川崎1600mのスパーキングレディーカップJpnIII。勝ち馬のタガノミストが2番手から3コーナーで先頭に立つと、それを3番手から追いかけたが、差を詰められず、振り切られて5着に敗れた。野畑凌騎手は「前に行って、いい競馬はできましたけど、勝ち馬につっかかっていった分ですね。距離はこなすと思います」と振り返る。勝ちにいって伸びを欠いたが、着順ほど距離延長は響いていないようだ。JRAで挙げた2勝目は阪神ダート1800mでの逃げ切り。展開次第にはなるだろうが、この距離にも対応できていいだろう。
(牛山 基康)
牝7 大井 荒井朋弘厩舎 通算41戦10勝
父:パイロ
母:ベルモントラヴ
母の父:クロフネ

2歳9月に大井でデビュー。5歳時の一昨年に門別1800mのノースクイーンカップで重賞初制覇を果たした。6歳時の昨年は大井1800mのA2以下特別を1勝しただけに終わったが、ノースクイーンカップで2着するなど重賞でも好走。7歳を迎えた今年は休み明けの2戦こそ凡走したが、2走前のノースクイーンカップで3着に巻き返すと、続く前走は盛岡ダート2000mのビューチフルドリーマーカップに転戦。一昨年2着、昨年3着と惜敗が続いた舞台を今年はハナ差で制した。「だんだんと反応が鈍くなってきているなかで、それでも追ってバテない強みというのはあったので」と西啓太騎手。年齢的なものもありそうだが、7歳にして重賞2勝目を挙げたしぶとさは侮れないか。
(牛山 基康)
注記
当ページは、10月1日現在の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。