
牡4 JRA 長谷川浩大厩舎 通算16戦7勝
父:ドレフォン
母:ダイアナヘイロー
母の父:キングヘイロー

ダート3走目で初勝利を挙げると4連勝で重賞勝ち。その後は勝ち切れなかったが地方のダートグレードでは3着を外さない堅実な走りを見せ、今年の黒船賞で重賞2勝目を挙げた。東海Sでは中央場所でも結果を出し、前走のサマーチャンピオンはトップハンデを背負い、前半内外から絡まれながらも堂々と押し切っての重賞3連勝。前で運べて追われてからも伸びる安定したレースぶりが強みで、直線で速い上がりを要求される形はやや不得手。その点で地方の馬場や1周競馬は合う印象で、距離も全7勝を挙げる1400mがベスト。昨年のJBCスプリントは1000m、来年は1200m。充実の4歳秋に1400mで開催される今年、ビッグタイトルを掴む好機が訪れた。
(競馬ブック・森田昌樹)
牡4 JRA 福永祐一厩舎 通算14戦5勝
父:シニスターミニスター
母:メイショウミハル
母の父:ダイワメジャー

オープン緒戦の東海Sで2着、続くマイルCS南部杯で重賞初制覇。ここにきて急激に力をつけてきた。その前走について「枠順が良く、鞍上もうまく乗ってくれたが、何より体調が良かった。期待以上の走りだったね」と福永祐一調教師は振り返った。逃げ差し自在でレースがうまく、それがこの安定感にもつながっている。「2歳時は間隔が詰まるとテンションが上がったり、硬さが出た馬。中2週の今回はそこの懸念はあったが、問題なさそう。むしろ前回より動きはいいくらい。右回りも問題ないと思う。地方の競馬場は馬場読みが難しいけど、前走と同じ、しかも地元のジョッキーが乗ってくれるのは心強い」と期待感は十分。最大の目標は来年のフェブラリーS。少し気は早いが、ここで主役の一頭として名乗りを上げておきたい。
(競馬ブック・広瀬健太)
牡3 大井 荒山勝徳厩舎 通算9戦5勝
父:ダノンレジェンド
母:サトノニーケ
母の父:マンハッタンカフェ

大井の3歳馬ゼーロスは、今年2月の雲取賞5着、京浜盃4着と、3歳ダート三冠路線ではひと息だったが、短距離に矛先を転じた近3戦で躍動している。3走前の兵庫チャンピオンシップでは園田遠征ながらJRA勢相手に地方馬最先着となる3着。2走前の地元大井の優駿スプリントでは4馬身差で勝利。そして秋初戦となった前走の東京盃は、再度JRA勢との戦いで、今度は古馬もいた中、直線しぶとく伸びて、逃げた前年の覇者ヤマニンチェルキをハナ差捉え切った。そのレースぶりを見て荒山勝徳調教師「ダメだったら楠賞も考えていたけど、あの勝利でJBCスプリントと決めた」と振り返る。ゼーロスはそれほどのパフォーマンスを見せた。3歳馬がJBCスプリントを勝てば09年のスーニ以来の快挙となる。荒山調教師は「状態はいいし、金沢の1周競馬でも問題ない。輸送で体が減る面を考慮して、調整していきます」と期待度は高い。
(東京スポーツ・舟元祐二)
牡7 JRA 高木登厩舎 通算31戦10勝
父:キタサンブラック
母:チェストケローズ
母の父:Uncle Mo

前走のマイルCS南部杯(JpnI)は前年、2着に4馬身差をつけて圧勝した舞台ということもあり、1番人気に支持された。道中、包まれる形にはなったものの、3~4コーナーあたりでは盤石の競馬ぶりかと思えたが、直線に向いてから意外と伸びを欠き、3着に終わった。管理する高木登調教師は「7歳という年齢のせいか、調教での気合い乗りが多少遅くなっている感じはあったけど、得意のマイル戦でもあっただけに、残念でした」と唇を噛んだ。もっとも当時は6月のさきたま杯(JpnI)以来、約3カ月半ぶりの実戦。体重こそ前走比マイナス7キロの485キロで仕上がっているかと思えたが、休み明けの影響はあったのかもしれない。船橋で5着に終わった昨年の雪辱を期すか……。期待したい。
(平松 さとし)
牡5 大井 荒山勝徳厩舎 通算26戦8勝
父:ホッコータルマエ
母:マニエリスム
母の父:ゼンノロブロイ

23年の門別デビュー時や、大井に転入後も中距離を主戦場にしていたが、24年東京ダービー16着後、短距離に活路を求めて、同年の優駿スプリントへ進んだ。すると2馬身半差でこれを勝利。次戦の北海道スプリントCではチカッパ、エートラックスといった同世代のスピード自慢としのぎを削って3着に入るなど、適性を示した。古馬になってから25年浦和1400メートルのプラチナカップ、今年の大井1200メートルのアフター5スター賞を制するなど、南関東の短距離路線で活躍している。前哨戦の東京盃では5着。1度たたいて金沢の大一番に駒を進める。荒山勝徳調教師は「だいぶ精神的に大人になってきた。道中で砂を被るとダメでも直線でしっかり反応するようになっている。小回りは大丈夫だし、長距離遠征も慣れている。前走後も厩舎で順調に調整できている」と話す。
(東京スポーツ・舟元祐二)
牡5 JRA 須貝尚介厩舎 通算24戦6勝
父:Palace Malice
母:Queen's Turf
母の父:Deep Impact

距離1400mではオープン2勝に加え、重賞の25年東海S、今年のサマーチャンピオン、オーバルスプリントで2着と安定感がある。器用に立ち回れるタイプで、初めての金沢での競馬も苦にしないだろう。前走は馬場状態や展開が勝ち馬向き。そんななか、コーナーでインから押し上げて2着を確保と内容は良かった。今回はメンバーレベルが上がるが、もともと相手なりのタイプなうえ、一戦毎に力をつけているのは明白で、59kgでの勝ち鞍もあり斤量増にも不安はない。詰まった間隔でのレースが続いても攻めはしっかりとやれていて、動きも好調時と遜色なし。これまで述べた通り、大きな減点材料はなく、初めての大舞台でも活躍の可能性は十分にある。
(研究ニュース・小野颯真)
牡4 愛知 榎屋充厩舎 通算22戦9勝
父:ブリックスアンドモルタル
母:レコードチェイサー
母の父:ディープブリランテ

充実期の4歳を迎え、めきめき力を伸ばしている。破壊力満点の末脚で重賞6勝目を飾ったのが、5月のオグリキャップ記念。芝挑戦した8月のJRA・中京記念では、結果12着も上がり3F33秒5で確かなキレをアピールした。そして前走のオーバルスプリント。先行勢有利の上がりの競馬ながら後方から外を鋭く追い上げ、価値ある3着に食い込んだ。「小回りで、左回りはもうひとつの中、力を感じるレースでした」。榎屋充調教師に改めてJBC参戦を意識させた。さらにハードルが上がった初のJpnI挑戦。「夏場より体調は上がってきています。直前は特に変わったことはしません。いつも通り、気負わず向かいたい」と同師。難敵相手に、蓄える自慢のキレで見せ場を作りたい。
(西尾 敦)
牡7 大井 荒山勝徳厩舎 通算42戦7勝
父:ドゥラメンテ
母:インドリヤ
母の父:Stormy Atlantic

これまでキャリア全7勝中5勝を1400メートルでマーク。JRAから大井に転入後も同距離のフジノウェーブ記念で重賞初制覇。7歳になった今年はプラチナCを制し、JpnIさきたま杯でも3着と健闘。千四実績ではJRA勢相手でも全くヒケを取らない。前走のオーバルスプリントは6着だったが、3カ月ぶりに加え、荒山勝徳調教師が「重馬場が影響して、のめって進んで行かなかった」と振り返るように、馬場が合わなかったのが敗因で決して力負けではない。前走後は在厩で調整し「ハードにやっているけど、へこたれることなく順調にきている」と一度使ったことで確実に気配上昇が伝わる。「道中で砂をかぶると嫌がる面があるので、スタートしてから無理せずじっとして、動けるところで仕掛けていく形が合っている。あとは流れがかみ合えば」と指揮官が語るように、先行争いが激しくなれば、持ち前の末脚発揮でゴール前強襲を期待できそうだ。
(スポーツ報知・松井中央)
注記
当ページは、10月29日現在の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。