東京メガイルミの点灯式
（提供：東京メガイルミ）

今年で４回目になる東京メガイルミが大井競馬場で始まりました。東京のど真ん中にある競馬場がイルミネーションスポットになり、老若男女、競馬好きでもそうでなくても、多くの方が楽しめる空間が広がります。大井競馬場の冬の風物詩としても定着しつつあるイベント。

私も毎年おじゃましていますが、ここが大井競馬場？と思うような様々なイルミネーションが広がる中、競馬場だからこそ散りばめられた『馬』たちを探すのもすごく楽しいです。コロナ禍、屋外の巨大な空間なので密を気にせず楽しめるのもいいですよね。

そんな東京メガイルミの点灯式が15日に行われ、俳優の奥野壮さんと女優でモデルの鶴嶋乃愛さんが登壇。12月に放送されるNHKの「風の向こうへ駆け抜けろ」で競馬のドラマに出演する奥野さんが、大井競馬場の誘導馬クリールマグナムに騎乗し颯爽と登場しました。

ニュースなどでも紹介されましたが、イルミネーションが輝き、報道陣のシャッター音などが賑やかな中、堂々としていたクリールマグナムの姿がとても立派で、筆者は感動すら覚えました。

誘導馬騎乗者の代表・坂口昇さんに当日の話しを聞いてみると、クリールマグナムはこの点灯式の数日前からメガイルミの噴水前で音や映像など学習をし、当日にはクリールマグナムと奥野さんが事前練習を敢行。「マグもとても良い仔でしたし、奥野さんもお伝えしたことを素直に守って騎乗してくださってすばらしかったですね」と坂口さん。

大井競馬場のレース中の誘導時、クリールマグナムとナイキスターゲイザ。
（撮影：高橋華代子）

そんなクリールマグナムは中央から大井競馬場に移籍し、長きに渡って走り続けてきた卒業生。2015年11月に現役を引退すると、その後は大井競馬場の誘導馬となり、今に至ります。クロフネ産駒で、半兄にはガンマーバーストなどがいる血統。

大井競馬場の元騎手で、現在は誘導馬騎乗者の１人でもある田島泉さん（旧姓・山本）にクリールマグナムについて聞いてみると、「マグっぺは甘え上手で愛嬌のあるタイプです。お客様にカメラを向けられてかわいいと褒められると、どんどん表情がかわいくなるタイプですね」（田島さん）。

東京メガイルミは週末や祭日を中心に大井競馬場の誘導馬たちも登場し、主にクリールマグナムとナイキスターゲイザの芦毛コンビが、パドックで写真撮影などを行い、お客様とコミュニケーションを取る予定ということです（ボンネビルレコードが登場する日もあるそうです）。誘導馬たちのお守りも発売中ということですよ！

東京メガイルミのホームページはこちら

東京メガイルミのツイッターはこちら