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サブノジュニア


高橋華代子

2021.12.20 (金)

「NARグランプリ年度代表馬サブノジュニア引退、種牡馬へ!」

写真撮影 高橋華代子

昨年のJBCスプリントJpnIを大井生え抜き馬初となる勝利を飾ったサブノジュニア(大井・堀千亜樹厩舎<小林牧場>)。この年のNARグランプリは、年度代表馬&4歳以上最優秀牡馬&最優秀短距離馬と、3部門を獲得。そんなサブノジュニアが現役を引退し、北海道のイーストスタッドさんで種牡馬入りすることになりました。

サブノジュニアは2歳9月に大井競馬場からデビュー。気難しい面や2度の骨折などがあり出世は遅れたものの、6歳でアフター5スター賞を制して重賞初制覇を飾ると、JBCスプリントも制し、ダート短距離王の称号も手にしました。

ラストランとなった12月9日のビオラ賞は後方から進め6着。主戦の矢野貴之騎手は直後のインタビューで時より涙ながらに思い出を語りました。

「直線で伸び出した時の重厚感は、速い戦車に乗っているような今までに感じたことのない走り方で、これがGIを勝つ馬なんだなぁと思いました。さすがに寂しくて、ラストラン前から普通の感情にはなれなかったですが、また会いにいきたいですし、子供に乗るチャンスがあれば非常に嬉しいです」(矢野騎手)。

写真撮影 高橋華代子

その後には引退セレモニーも行われ、ナイターの最終レース後にも関わらず、多くのファンが残り、サブノジュニアの最後の雄姿をカメラに収め、見送りました。

「地元のJBCスプリントを勝てたことが一番の思い出です。オーナーさんと相談をしてレースの組み立てなど全部がうまくいって、馬の成長も著しく、本当に夢のような時間を過ごすことができました。根本は賢くて、瞬発力、切れがすごいです。その力が子供たちにも受け継がれて欲しいです」(堀調教師)。

サブノジュニアの父は2002年のJBCスプリントの勝ち馬サウスヴィグラス、母はサブノイナズマ、母父がカコイーシーズという血統。母のサブノイナズマも祖母のサブノアフロディアも大井競馬場デビュー馬で、1歳上の半兄は2017年の東京記念を勝っている生え抜きのサブノクロヒョウ(父ロージズインメイ)。

全て所有されてきた中川三郎オーナーと生産してきた藤沢牧場さんの思いが強く詰まっている一族で、遡っていくと、アーモンドアイと同じ牝系。

12月16日の早朝に慣れ親しんだ小林牧場を発ち、17日の早朝にイーストスタッドへ無事に到着したそうです。中川オーナーと藤沢牧場さんをはじめ、たくさんの人たちの夢と希望をのせ、種牡馬サブノジュニアが新天地での生活をスタートさせました。

※写真撮影時のみマスクを外しています

高橋華代子(たかはしかよこ)

元NHK山形放送局キャスター。現在は南関東競馬を中心に取材活動中。
<掲載媒体>
・南関魂
・TCKホームページ
・楽天競馬
・WEBハロン
・馬事通信
・netkeiba.com
・ターファイトクラブ会報誌
・SPAT4ザ・ウィナーズ など