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第4回佐賀がばいダッシュ

快足を飛ばし直線独走
  ファイナル参戦へ意欲

佐賀競馬の短距離路線では、ドラゴンゲートが佐賀がばいダッシュを連覇(2020、21年)するなど19年以降重賞5勝を挙げ断然の主役だったが、1月のゴールドスプリント7着を最後に引退し、主役交代の時期。タガノキトピロが3月の九州クラウンで重賞初制覇し、年明けから5連勝中と台頭してきているが、「900メートルは向いていない」(九日俊光調教師)とのことで、佐賀がばいダッシュには登録なし。また、昨年重賞2勝のミスカゴシマは登録があったものの回避と、今回は現状で短距離路線をリードする存在の2頭は不在。

900メートルで行われたA級の佐賀スプリングダッシュ(3月26日)、B級のあやめ特別(5月15日)の1、2着馬が揃っての8頭立てだが、古馬重賞勝ちのある馬が不在。単勝オッズは1番人気ロトヴィグラスの2.1倍から、5番人気ペガッソの8.7倍までがひと桁台と、戦前の評価は上位拮抗の混戦模様となった。

この日は朝から雨となり、稍重スタートも重を経て1つ前のレースから不良へと変わり、所々水の浮いた馬場状態ではあったが、佐賀がばいダッシュ発走の頃には幾分小降りとなっていた。

快速馬が揃い先行争いが注目されたが、大外からロトヴィグラス、最内からハヤブサマカオーの2頭が抜け出し、やや離れてキタカラキタムスメらが5頭ひと固まりの中団を形成した。3~4コーナーでハヤブサマカオーが後続に追いつかれ、独走となったロトヴィグラスが、直線で2番手集団から抜け出してきたキタカラキタムスメに4馬身差を付けレコードタイの勝ち時計での圧勝。佐賀スプリングダッシュの1、2着馬がそのまま1、2着となった。

以下、2着キタカラキタムスメにクビ差の3着がペガッソ、2馬身半差でハヤブサマカオーとアイメイドイットが4着同着で入線。ロトヴィグラスが大きく抜け出したが、2着から6着まではコンマ6秒差と、2番手以下は大混戦という結果となった。

ロトヴィグラスはJRA2勝から20年5月に佐賀へ転入。1300、1400メートルでもA級準重賞1勝、重賞で掲示板内に3度進出と活躍を見せていたが、900メートルではここまで3戦して2勝、2着1回(勝ち馬ドラゴンゲート)と、出走馬中最上位の距離実績を持っており、その力を存分に発揮しての重賞初制覇となった。

スーパースプリントシリーズ・ファイナルの習志野きらっとスプリント(7月26日、船橋)は、地元重賞の吉野ヶ里記念(7月24日)と日程が近接しているが、ロトヴィグラスを管理する真島元徳調教師は「少しでも距離が短い方がいいので、挑戦してみたいと思います」と遠征に意欲を見せている。佐賀がばいダッシュが重賞格上げされ4回目ではじめて勝ち馬がファイナル進出となりそうだ。

取材・文 上妻輝行

写真 桂伸也(いちかんぽ)

Comment

竹吉徹騎手

スピードがある馬で、前半有利に競馬ができる形なので、そういうところが強みです。このレースは勝ちたいと思っていたので、いい結果が出てよかったです。これからも頑張っていくので、応援よろしくお願いします。

真島元徳調教師

馬場も味方してくれましたが、距離的な面が良かったのではないでしょうか。不器用なところのある馬なので、コーナー4つ回るよりもワンターンの競馬の方が向いていますね。動きが硬いところがありましたが、暖かくなってきてだいぶ良くなってきました。