競走馬としても誘導馬としても大活躍したボンネビルレコードが、北海道の加藤ステーブル(日高町)で余生を過ごすことが牧場のTwitterで発表されました。
ボンネビルレコードはJRAとTCK時代に、2007年の帝王賞や2008年かしわ記念など通算7つのタイトルを獲得。10歳まで現役生活を続け、その後はTCKの誘導馬として9年間を過ごしました。
加藤ステーブルは、TCKの誘導馬騎乗者だった加藤芽衣さんのご実家。現在の芽衣さんは家の手伝いをしながら、ボンネビルレコードに寄り添う日々です。
7月下旬にTCKから新天地へ向かい、2か月ほどが経ちました。ボンネビルレコードは到着後から変わらずに落ち着いていて、とてもリラックスしているそうです。昔からいたかのように毎日穏やかに過ごしているとのこと。写真は芽衣さんが提供してくださったもので、林の中をモーニングウォークをした時のものだそう。
体調は変わりなく毛づやも落ちることなく、カイバ食いも良くて毎日完食しているそうです。20歳という高齢ですが、元気で何よりです!
毎日のルーティンは、1時間ほどウォーキングマシーンで歩き、週に1、2回は乗り運動を行い、筋肉量が落ちないように心掛けているそうです。セン馬で大人しいそうですが馬っけはあり、マシーンで運動中に牝馬が入ってくると、気合が入り歩き方のカッコよさも変わっちゃうんだとか?!あら、ボンちゃん(笑)
芽衣さんからコメントを頂きました。
「ボンちゃんのご報告が遅くなり申し訳ありませんでした。誘導馬時代から一緒に過ごしてきて、今度は余生を過ごす機会を与えて頂き本当にうれしく思っています。ボンちゃんのお陰で新しい人との出会いもあり、大井の誘導馬厩舎のみんなとも繋がり続けられることに感謝してもしきれません。
ボンちゃんがこれからの毎日を元気に楽しく過ごせるように一生懸命サポートしつつ、幸せに過ごせるように頑張りますので、温かく見守って頂けるとうれしいです。今後も近況をたくさんアップしていきますのでよろしくお願いします。北海道からTCK、そして、南関東4場を応援しています!」
なお、加藤ステーブルは育成と生産をメインにオーナー様の愛馬を管理していることから、見学希望者への対応が難しいことやコロナ禍でもあるため、当面の間は見学をお断りしているそうです。なお、贈り物などもお気持ちだけ頂けたら幸いですとのこと。
ボンネビルレコードの近況は加藤ステーブルのTwitterをご覧ください。
ボンちゃん、いつまでも幸せに!
高橋華代子(たかはしかよこ)
元NHK山形放送局キャスター。現在は南関東競馬を中心に取材活動中。
<掲載媒体>
・南関魂
・TCKホームページ
・楽天競馬
・WEBハロン
・馬事通信
・netkeiba.com
・ターファイトクラブ会報誌
・SPAT4ザ・ウィナーズ など