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川崎競馬場「気多屋」


浅野靖典

2023.01.10 (火)

今川焼(150円)

私はまれに血糖値が急激に下がって「困ってしまう」ことがありまして、それに備えるために非常食をなるべく持ち歩くようにしています。

カバンに入れておくのはいわゆる甘いもの。その名のとおり、糖分を直接的に補給するという感じですね。アタマを使うと糖分を消費するらしく、受験勉強のときによくアメを買っていたことを思い出します。

そしてオトナになった今もレースの予想でたくさんの脳みそを使っている日々。競馬場に行くときは「メチャメチャ甘そうに見えるパン」を困ったときの保険としてよく買います。

でも、それを用意するのを忘れることもありますから、競馬場内で甘いものを買えると大助かり。しかし日本の競馬場にはそういうものが少ないんですよ!

食事以外の単品ものは、その多くがお酒のツマミ系。そりゃ競馬場に来る客層を考えると、そっちのほうに高い需要があるのはわかるんですけど。

そんななか、貴重な「甘味処」があるのが川崎競馬場。4コーナー寄りのスタンドの1階にある「気多屋」さんは、このスタンドがキレイに改装されたときに専用の店舗としてスペースが用意されました。

正月開催の日に行ってみると、7人くらい並んでいる!

やはり需要はあるんですよ。今川焼は1回に15個くらい作れますが、完成までの所要時間がそれなりにかかるので、この日はタイミングが悪いと出来上がるまでしばらく待たなければならない感じ。でも私は運よく、順番が来たらすぐに「あん」と「カスタード」を1個ずつ買えました。

ではさっそく、パドックで出走馬を見ながら糖分補給。さて、どっちが出てくるかな。

と思いながらいただくと、最初はカスタード。続いて普通の今川焼もいただきます。川崎競馬場のホームページによると、あんは自家製とのこと。確かに甘さ一辺倒ではないので、オジサンのおやつとしてちょうどいいかも。

ちなみに私は数年前に、競馬場内でのイベント開催中に大万馬券をゲットしたので、参加者のみなさんにおすそ分けしようと今川焼を40個買ったことがあります(注文して30分ほど待ちました)。それを会場に持っていくと、川崎競馬のマスコット「カツマルくん」の焼き印が大量に並んで大迫力。いつかまた、大的中からの今川焼大量購入を実現させたいものです。

浅野靖典(あさのやすのり)

競馬キャスター・ライターとして活動中。JRAブリーズアップセール、八戸、九州の各競走馬市場にて司会進行を担当。ライターとしては、
・競馬総合チャンネル(netkeiba.com)
・POGの達人
・JRAホームページ
・週刊プレイボーイ
・WEBハロン
などに寄稿している。