4月13日に船橋競馬場で行われた柏の葉オープンは、矢野貴之騎手が騎乗した8番人気リッカルド(船橋・佐藤裕太厩舎)が差し切り勝ち、通算17勝目をあげました。
今年12歳のリッカルドは南関東現役最高齢馬。南関東では年齢制限があり一般的には9歳いっぱいまで走れますが、A1馬は特例があり、1年のうちに1度でも5着までに入れば何歳でも所属できます。記録が残っているところでの南関東最高齢馬は、船橋の川島正行厩舎だったマズルブラストが13歳3月いっぱいまで走りました。12歳で2勝(1月の大師オープンと3月の隅田川オープン)。リッカルドも来年13歳になっても南関東で走ることができる権利を獲得!!!
調教パートナーでもある佐藤裕太調教師は「休み明けを一度使い、状態に上積みは感じていました。まさか勝つとは……期待以上の走りをしてくれました。担当の楠厩務員も70歳のベテランなので自分の年齢と照らし合わせながら一生懸命仕上げてくれていますし、矢野騎手との相性も抜群なので馬も安心して走っているように思います」と話していました。
リッカルドはJRA時代に2016年エルムSを勝ち、南関東移籍後も2018年に重賞4連勝。それ以降もオープンレースを中心に5着以内どころかしっかり勝ち星を積み重ね、元気に走り続けています。
過去にマズルブラストの調教にも乗ったことのある佐藤調教師(当時は騎手)は、リッカルドの調教ではどんなことに気をつけているのでしょうか。
「年齢を重ねたことで、フレッシュな馬と同じ調教内容にすると疲れや痛みも出てきます。今の船橋の本馬場は砂を入れ替えてからタフなコースなので、普段は内馬場の軽いコースで負担をかけずにソフトにしています。ただ、抑え切れないくらいに走ることが好きな馬なので、1週間に1度の追い切りは本馬場で気持ちよく走らせてあげて、メリハリはつけています」。
いつも一生懸命に走る馬なので、レース後は馬体減りをすることもあるそうですが、今回はそこまで減らすこともせずに、元気いっぱいだったそう。今は次に向けたトレーニングを開始しているそうです。
「オーナーさん((株) レックス様)からも『間隔を空けながら、大事に、いいタイミングで使ってください』と言って頂いています。走ることが嫌にならないで楽しく走り続けることができるように、これからも仕上げていきたいです。応援してくださっているファンの方もたくさんいる馬ですし、南関東の記録を更新していけるように期待に応えていきたいです」。
リッカルドの挑戦は続いていきます。

高橋華代子(たかはしかよこ)
元NHK山形放送局キャスター。現在は南関東競馬を中心に取材活動中。
<掲載媒体>
・南関魂
・TCKホームページ
・楽天競馬
・WEBハロン
・馬事通信
・netkeiba.com
・ターファイトクラブ会報誌
・SPAT4ザ・ウィナーズ など