人気にこたえGDJ連勝
北海道勢が上位独占
昨年11月13日に行われたプリンセスカップは、グランダム・ジャパン(GDJ)2歳シーズン全7戦の6戦目として実施されたが、今年は10月29日。例年より早い3戦目となり、第4戦・エーデルワイス賞JpnIIIとは中2日しかなく、北日本の馬にとってはレース選択が難しくなった。
2歳シーズンのポイントでは、ここまで行われた2戦とも参戦し、園田プリンセスカップ2着、金沢シンデレラカップ1着のシトラルテミニが24ポイントで1位。園田を制して今回参戦のコモリリーガルは15ポイントで2位。金沢2着のバラライカが9ポイントで3位と、ポイント上位はすべて北海道所属馬。
8月31日に門別で行われたJRA認定アタックチャレンジはコモリリーガルが1着。2着トワイライトウェイ、3着ルーラーオブダートはのちに盛岡芝のジュニアグランプリでワン・ツーの成績からレベルが高かった一戦。コモリリーガルは続く園田プリンセスカップも制して3連勝中、単勝1.3倍の断然人気に支持された。
地元セイバイラックはデビューから4戦芝を使われ若鮎賞2着、ジュニアグランプリ4着だが、初ダートとなった前走JRA認定フューチャーステップを8馬身差の圧勝と新たな一面を見せて期待感が高まり6.2倍で2番人気に。
5月に門別のJRA認定フレッシュチャレンジを勝利し、その後は強いメンバーに揉まれてきたプレストマーヴェルが12.9倍で3番人気。
盛岡ダート1400メートルの重賞は6月の3歳ウイナーカップ、今月行われた2歳ネクストスター盛岡、それにプリンセスカップの3競走のみ。
フルゲート14頭が揃い、注目のポジション争いはカリフィアが予想どおりの逃げ。ぴったりマークはプレストマーヴェル、コンバットスプーン。コモリリーガル、セイバイラックが続き速い流れでレースは進む。
勝負どころの残り600メートルでは、逃げるカリフィアにプレストマーヴェルが並びかけ、コモリリーガルは1馬身差の射程圏内。直線の入口でカリフィアは一杯となり、プレストマーヴェル、コモリリーガルに、中団から追い上げてきたサウスヴィルが迫って直線勝負へ。北海道勢3頭の叩き合いから抜け出したコモリリーガルが、サウスヴィルに2馬身差をつけて勝利。プレストマーヴェルは1馬身半差3着。地元期待のセイバイラックはさらに7馬身離れて4着だった。
勝ち時計は1分27秒4(12.7-11.3-11.7-12.3-12.7-12.6-14.1)。コモリリーガルは園田プリンセスカップに続く勝利で15ポイントを加算し、GDJ2歳シーズンで首位に立った。
村上忍騎手は、「レースについては特に指示は無かったんですけども、これまでの競馬を見てある程度のイメージは作っていたつもりでした。調教師から一点だけ言われていたのが『左回りが初めてだから、手前の替え方が少し……』、それでも走ってくるのでポテンシャルのある馬だと思いました。(自分にも)今後有力馬が控えているので、良い結果を出せるように頑張ります」と語ってくれた。
米川昇調教師は、「未勝利勝ちからこれくらい成長する馬もなかなかいないのかなと思います。この先の大きな目標は暮れの大井の重賞・東京2歳優駿牝馬ですが、それまで間隔があるので、この間にどこか遠征することができればとオーナーさんと相談します」
取材・文峯村正利
写真佐藤到(いちかんぽ)
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米川昇調教師
ちょっとテンションが上がっていたのと、体重もちょっと減っていたので心配はしていました。左回りも初めてでしたが、門別で調教をしてきましたし、レースでも問題なく走ってくれました。走るたび、毎回レースのたびに力を付けている馬だと自分でも感心しています。








村上忍騎手
頭数が多く大外枠だったので位置取りが少し心配でしたが、先行力がある馬なのである程度の位置につけて馬の力を信じて乗りました。フワフワしているところがあったので、道中ムチを入れて気合をつけたら反応良く動いてくれました。評価してくれた馬で勝つことができてホッとしています。