4コーナー先頭から4馬身突き放す
3戦無敗でJBCデーのラストを飾る
ネクストスター佐賀は昨年創設され、初代勝ち馬ウルトラノホシはその後、南関東のダートグレードに挑戦しブルーバードカップJpnIII(船橋)で4着好走。佐賀3歳重賞では佐賀皐月賞、栄城賞の春二冠を勝利するなど、佐賀を代表する1頭となる活躍を見せた。
今年の佐賀2歳重賞は昨年と同じ4競走が編成されているが、昨年は10月開催だったネクストスター佐賀がJBCデーの最終競走に組まれ、カペラ賞と施行時期が入れ替る形となり、九州ジュニアチャンピオン(9月8日、1400メートル、佐賀デビュー馬限定)→カペラ賞(10月6日、1800メートル)→ネクストスター佐賀(11月4日、1400メートル、JRAデビュー馬出走不可)→フォーマルハウト賞(12月1日、1400メートル、牝馬・地方全国交流)の開催順となった。
ここまでの重賞2戦は、九州ジュニアチャンピオンでは4コーナーで先頭に立ったミトノドリームがポリスヴィークルに5馬身差をつけ勝利。ミトノドリームが回避したカペラ賞はポリスヴィークルが逃げ切ってアオイノユメに1馬身差の勝利。
ネクストスター佐賀にはカペラ賞の上位5頭に加えミトノドリームが参戦し、佐賀2歳王者決定戦にふさわしい好メンバーが揃った。単勝人気はミトノドリームが1.4倍。続いてポリスヴィークル5.6倍、ルチル5.9倍で、ひと桁オッズはこの3頭のみと、1強ムードの評価となった。
JBC3競走の興奮冷めやらず、ファンファーレの後は観客の大きな拍手で発走を迎えた。
ダイメイヒロインが一気にハナに立つと、ポリスヴィークルとムーンオブザエースが2、3番手につけて先団を形成し、ミトノドリームは中団を追走した。
3コーナーでミトノドリームが前との差を詰めに掛かる一方で、ポリスヴィークルは徐々に後退。4コーナーでミトノドリームが先頭を奪うと、直線半ばから一気に突き放し、ムーンオブザエースに4馬身差をつける圧勝。3着争いは、粘り込みを図るダイメイヒロインをアオイノユメがとらえ、2着とは2馬身半差。ダイメイヒロインは4着。5着には北海道デビューのシスアールが入った。
ミトノドリームは6月30日の新馬戦は2番手から3コーナー過ぎで先頭に立って6馬身差の勝利。そして九州ジュニアチャンピオン、ネクストスター佐賀と圧勝続きで3戦3勝。佐賀2歳王者の地位を固めている。
今後は「走る馬なのは分かっているので、無理をせず使っていきたい」(平山宏秀調教師)とのこと。石川慎将騎手・平山宏秀調教師のコンビといえばミスカゴシマ(重賞9勝のうち8勝が石川騎手騎乗)が思い起こされる。同馬は佐賀3歳三冠では佐賀皐月賞を勝ったのみだったが、その時成しえなかった三冠制覇へ向け、大きな期待がかかる。
取材・文上妻輝行
写真早川範雄(いちかんぽ)
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平山宏秀調教師
九州ジュニアチャンピオンの後はここへ向かって状態を上げるつもりでレースを使わず、強い調教をしてきたので、馬体は減ってるだろうと思っていました。無理させて使うと3歳になってからの伸びしろがきつくなるので、馬の状態を見て今後を考えます。








石川慎将騎手
マイナス体重が大きかったんですが、それでも馬の力を信じて乗ってたので良かったです。枠が一番外だったのでもうちょっと後ろになるかなとは思っていたので、一列前のいい位置取りにつけられました。これだけお客さんのいる中で勝てたのでめちゃめちゃ気持ちいいです。