コルドゥアンはホッカイドウ競馬でデビュー。2022年6月に行われた栄冠賞は石堂響騎手を背に後方追走から大外一気の差し切りで、ハナ+アタマ差の混戦を制しました。ブービー14番人気を覆し、初タイトルを獲得。
父は2012年の東京ダービーなど重賞4勝をあげたプレティオラスという地方競馬にゆかり深い血統です。そんな〝血〟のドラマは大きな感動を呼びました。
コルドゥアンは3歳春に船橋へ移籍。父と同じクラシック1冠目の羽田盃に出走し、それ以降もコツコツと走り続けました。昨年2月の条件戦では2200mを完勝し、重賞以来となるV。関係者は長距離重賞を視野に入れるようになりました。
父は大井の長距離重賞を得意としていましたが、金盃は惜しくも勝つことができませんでした。コルドゥアンは父の無念を晴らすべく、そこに向けたローテーションを組んでいく予定でしたが、脚部不安を発症。放牧休養を挟み順調に回復し、調教試験までは合格しましたが、レースに向けた追い切りで脚部不安を再発。現役を引退することになりました。
伊達泰明オーナーが代表を務める北海道のサンシャイン牧場で種牡馬入り。コルドゥアンは父プレティオラス、母ヴィジタンディーヌ、母の父ワイルドラッシュ、母の母オルレアンという血統の5歳牡馬です。現在は、種牡馬のお仕事をこなしていくための体作りを元気にしているそう。
伊達オーナーは「1200mの重賞は勝ちましたが、最後の条件戦は2200mだし、長距離適性があったのか、もう少し現役で見てみたかったです。フィガロ(1997年の朝日杯3歳S・3着馬)も所有していた馬なので、その子供のプレティオラス、孫のコルドゥアン。これから生まれてくる子供たちへと続いていくのはロマンがありますよね。うちはリアルダビスタのようなところなので、実現できることかもしれません。これまでの3代に渡るいろんな想いを、生まれてくる子供たちには背負って頑張ってほしいです」と願いを込めました。
伊達オーナーをはじめサンシャイン牧場の方々、関わってきたスタッフの方々、たくさんのファンの想いが込められたコルドゥアンが、夢広がる新生活をスタート。順調に行けば、来年2026年に産駒が誕生し、2028年にはデビュー。今からとても待ち遠しいです!

高橋華代子(たかはしかよこ)
元NHK山形放送局キャスター。現在は南関東競馬を中心に取材活動中。
<掲載媒体>
・南関東競馬(南関魂)
・大井競馬
・WEBハロン
・サンケイスポーツ
・馬事通信
・東京馬主ニュース
・川崎競馬馬主協会ニュースなど