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フリオーソ


高橋華代子

2025.03.19 (水)

「気になるあの馬はフリオーソ」

フリオーソは2006年から12年にかけ、船橋の名門・川島正行厩舎に所属。JpnⅠを6勝、NARグランプリ年度代表馬を4度受賞しました。地方競馬の総大将として孤軍奮闘に戦い続け、多くの人たちに愛され人気も絶大でした。

現役引退後、ダーレー・ジャパン スタリオンコンプレックスで種牡馬生活を開始。2024年の東京スプリントやカペラSなど重賞2着3回のクロジシジョー、2019年東京ダービーを制したヒカリオーソなどの優秀な産駒を輩出。地方競馬サイアーランキングでも常に上位に入り、父としても活躍しました。

昨年12月中旬、ダーレー・ジャパンの公式X(旧Twitter)で、種牡馬を引退し、北海道新ひだか町にあるCRステーブルで余生を過ごすことが発表されました。

ここは、現役時代の最初の時期に担当厩務員として携わったニュージーランド出身のクリス・モルさんと奥様のモル玲奈さんが、育成や繁殖など幅広く手掛ける牧場。2021&22年のフェブラリーSを連覇したカフェファラオが、デビュー前の7か月間を過ごしたことでも知られています。クリスさんはこれまで培ってきたことで得た馬の知識が豊富なため、若手調教師が馬づくりを学びに訪ねることもあるそうです。

現在、フリオーソはどうしているのでしょうか。久しぶりにクリスさんに連絡を取りました。

クリスさんは「お~!久しぶり!フリオーソ、元気だよ。今も競走馬の時と同じような手入れをしているし、毛づやもいい。もう21歳だから年は取って背中も下がってきたけど、すごいおじいちゃんではないし、顔はまだ若い。超かわいいね!現役時代に関わってきた馬が、最後は自分のところに来てくれてうれしい。今のベストなことはしているし、フリオーソもハッピーだと思うよ!」とコメント。

フリオーソもクリスさんも元気いっぱいのようで何よりです。フリオーソが種牡馬生活を送っていた頃も、クリスさんはフリオーソが大好きなバナナを持って、毎年会いに行っていたそう。「うちの牧場に来た時も、(自分のことを)覚えていてくれていた感じ」と声を弾ませました。

これからも大好きなバナナをいっぱいもらって、北の大地でのんびり暮らしてほしいと思います。『フリちゃん、いつまでも幸せに!』

高橋華代子(たかはしかよこ)

元NHK山形放送局キャスター。現在は南関東競馬を中心に取材活動中。
<掲載媒体>
・南関東競馬(南関魂)
・大井競馬
・WEBハロン
・サンケイスポーツ
・馬事通信
・東京馬主ニュース
・川崎競馬馬主協会ニュースなど