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第2回ネクストスター西日本

断然人気で圧巻の逃げ切り
  高知・田中守厩舎は連覇

昨年創設された3歳スプリントシリーズのネクストスター西日本は、兵庫(園田・姫路)、高知、佐賀の交流戦。この3地区の持ち回り開催で、昨年の園田から佐賀へ舞台を移し、佐賀6頭、兵庫3頭、高知1頭の計10頭での争い。ネクストスター佐賀1着のミトノドリーム、ネクストスター園田3着のキングスピカ(兵庫)など、各地で行われた2歳秋のネクストスター競走からは計6頭(佐賀4、園田1、門別1)が出走してきた。

全日本2歳優駿JpnI、ブルーバードカップJpnIIIのダートグレード2戦でともに5着だったジュゲムーン(高知)が単勝1.3倍で1番人気。地元で重賞勝ちのある2頭ミトノドリームが4.1倍、エイシンハリアー(兵庫)が7.7倍と続き、戦前の評価は各場大将格の三つ巴となった。

好スタートからハナをうかがうジュゲムーンを追って、スタートから気合を付けていったミトノドリームと、キングスピカが2、3番手で3頭雁行の並び。やや離れてエイシンハリアーとシャナオウ(兵庫)が追走し、遠征馬4頭とミトノドリームが前につけるかたち。

ジュゲムーンが快調に逃げる一方、ミトノドリームは向正面で脱落。3コーナーでキングスピカも離されて、代わってエイシンハリアーが2番手に上がったが、ジュゲムーンが楽々と逃げ切って勝利。2馬身差の2着にエイシンハリアー。7馬身離れて3着シャナオウ、4着キングスピカと入線し、遠征馬4頭が上位を占めた。

ジュゲムーン鞍上の赤岡修次騎手は、引き上げてくる際に「すごいタイムでした」と驚嘆していたが、勝ち時計の1分27秒3は、直近の佐賀1400メートルでの古馬重賞・九州クラウン(3月9日・1分28秒3)を1秒0上回るもの。過去1年ではダートグレード2競走に次ぐ速いタイムで、危なげなく逃げ切った内容からも、ジュゲムーンが力を見せつけたレースだった。

管理する田中守調教師は、昨年のリケアサブルに続きこのレース連覇。兵庫チャンピオンシップJpnII(5月1日、園田)の優先出走権を獲得。今後は未定だがオーナーサイドから「地元(高知)を使って欲しい」との要望があるそうで、黒潮皐月賞(5月4日、高知)からの高知3歳三冠路線へ向かう可能性が高そう。

佐賀では2月9日の飛燕賞(1400メートル)がこのレースの前哨戦的位置づけだったが、勝ち馬のムーンオブザエースら上位4頭はここに登録しなかった。同5着だったエイシンサフランが道中は中団につけ、位置取りを守った格好で佐賀最先着の5着となったが、勝ち馬とは3秒7差だった。2歳時3戦3勝(重賞2勝)で、11月以来の休養明け初戦での交流重賞初出走だったミトノドリームは、逃げきった勝ち馬にチャレンジしに行く展開だっただけに、6着敗退は致し方ないところか。今後は佐賀皐月賞(5月4日)から九州優駿栄城賞(6月1日)の予定だ。

取材・文上妻輝行

写真桂伸也(いちかんぽ)

Comment

赤岡修次騎手

敏感な馬なので、ゲートだけ気を付けて。ゲートをまともに出れば負けないだろうと思って乗ってました。出負けしたら2、3番手でもいいと思ってましたが、トップスタートだったので行きましたね。余裕があるというか、(他の馬が)来ても反応するだろうなという感じで乗れていました。

田中守調教師

今まで点々とした展開だったので、馬込みがどうかなと思うところがあったので、スタート次第で行った方がいいと思っていました。イレコミや発汗もありましたが、今日の状態でこの走りができれば。今の時期の(地方全体の)3歳の中でも上位の方だと思いますよ。