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サブノジュニア


高橋華代子

2025.08.20 (水)

「気になるあの馬はサブノジュニア」

サブノジュニア(大井・堀千亜樹厩舎<小林牧場>)は2020年のJBCスプリントJpnⅠ覇者。矢野貴之騎手を背に、大井生え抜き馬初となるタイトルを獲得しました。この年はNARグランプリ年度代表馬など3部門を受賞。

現役引退後は北海道のイーストスタッドで種牡馬となり、今年、初年度産駒がデビューしました。父サウスヴィグラス、母サブノイナズマ、母の父カコイーシーズという血統。

2024年秋に、青森県にある公益社団法人 日本軽種馬協会七戸種馬場へ移動しました。野田龍介場長は「日本軽種馬協会の種牡馬は海外からの導入馬が中心でしたが、九州種馬場に内国産のネロが導入されたことで、七戸種馬場にも内国産種牡馬を入れてほしいという要望がありました」とコメント。

今年は14頭の繁殖牝馬に種付けを行い、受胎率も良く、このまま順調に行けば来年には10頭以上の産駒が誕生予定とのこと。青森産馬の多くは1歳になると八戸市場に上場されるそうで、2027年の八戸市場で産駒の成長した姿が見られそうです。

現在は種付けシーズンが終わり、サブノジュニアもオフタイム。ここ数年で、青森も非常に暑くなったことから、現在の放牧時間帯は午前中のみで、午後からは厩舎でのんびり過ごしているそうです。

「暑さにも負けず元気いっぱいです。カイバはあげた分だけ完食するので、太らせないように気をつけています。特にニンジンが大好きですね」とのこと。現役時代のサブノジュニアは毎朝、堀調教師から好物のニンジンをもらうことが日課になっていましたが、そういう好みは何年経っても変わらないものなんだなぁと、うれしくなりました。

順調にいけば、2028年に青森生まれのサブノジュニアの子供たちがデビュー予定。

今後の青森産馬への期待について「青森は他の地区と比べても牧場で働く方の高齢化や九州のような限定レースもなく、産駒のブランド力不足に悩まされています。そういう中で、現在繋養しているサブノジュニアとアニマルキングダムの産駒が誕生し、青森産馬として活躍していってくれることを願っています。もちろん、デビューしているサブノジュニアの産駒も全力で応援しております」と力を込めました。

なお、野田場長から提供いただいた写真は、3月15日の11歳のお誕生日を職員の皆さんでお祝いした時のものだそうです。幸せな光景に、ほっこり。ケーキは人用だったため、最後にニンジンをプレゼントしたそうです!

サブノジュニアの見学については、ふるさと案内所のホームページでご確認ください。

繋養されている種牡馬たちの写真は、公益社団法人 日本軽種馬協会のインスタやエックスでもご覧いただけます。

高橋華代子(たかはしかよこ)

元NHK山形放送局キャスター。現在は南関東競馬を中心に取材活動中。
<掲載媒体>
・南関東競馬(南関魂)
・大井競馬
・WEBハロン
・サンケイスポーツ
・馬事通信
・東京馬主ニュース
・川崎競馬馬主協会ニュースなど