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第6回ウポポイオータムスプリント

4コーナー先頭から着差以上の強さ
  道営スプリントや中央へ夢広がる

JBCスプリント指定競走で、年度末に行われる道営スプリントの前哨戦。ホッカイドウ競馬では、各路線で複数回重賞を勝つと関係者に報奨金が与えられる『カウントアップチャレンジ』も設定され、ウポポイオータムスプリントはカウントアップS(スプリント)4戦目にあたる。

7月のポラリスサマースプリント以降、古馬重賞はスプリントと中距離の重賞が同じ週に開催され、今回も翌日に古馬の1800メートル戦・瑞穂賞が組まれている。ラストはもちろん、道営記念と道営スプリント。ここ数年で明確に路線を分けたことでスプリント路線が定着し始めている。

道営転入2戦目のクラスターカップJpnIIIで2着だったキャンディドライヴが1番人気で1.7倍。今季スプリント重賞を2勝している2番人気のデステージョは、前走と同じく笠松の渡邊竜也騎手が騎乗する。昨年3歳でこのレースを制したストリームが3番人気となった。

スタートはサイモンハロルドが大きく立ち遅れ、ピンクヴェノム、ラッキーホープも後方から。快速牝馬ワンダーウーマンが予定通り先頭で、キャンディドライヴ、ジャスパーメジャーが続いた。ストリーム、デステージョが少し離れた4番手集団に付ける。前半は35秒6のゆったりしたペースで、3コーナー過ぎから後方各馬が前を窺う。

キャンディドライヴの落合玄太騎手は馬の行きたがる気持ちを抑え2番手に付けていたが、4コーナー手前でワンダーウーマンを交わし先頭へ。トップに抜け出すとぐいっと伸びて後続を引き離し、1分12秒5のタイムで優勝。2着に2馬身差だが数字以上の強さを見せた。デステージョ、ストリームが並んで追いこみ2、3着はアタマ差だった。

ゴール後、小野望調教師や厩務員はキャンディドライヴの顔を何度もなでて褒め称えた。2歳時を含め小野厩舎では5戦し4勝。中央時代は苦戦したこともあったが、小野調教師は「強い彼しか見ていない。自信を持って臨んだ」と話した。落合騎手は「後ろから差す競馬も、今日みたいに先行して粘る競馬もできる」と強みを語る。

次走は道営スプリント。その後疲れがなければカペラステークスGIIIに挑戦する予定だという。「夢が広がっています」と小野調教師。

道営記念が伝統のレースであるように、道営スプリントでも新たな歴史が作られ始めている。今年はキャンディドライヴという新スプリンターが、ホッカイドウ競馬の終盤を盛り上げることになるだろう。

取材・文小久保友香

写真 浅野一行(いちかんぽ)

Comment

落合玄太騎手

自信はありました。追いかけるつもりはなく、スピードが強いので自然と2番手に付ける形になりました。もともと力はありますし、こちらの水も合うのでしょう。仕上げも素晴らしいのだと思います。これからが本当に楽しみな馬ですね。

小野望調教師

強かったですね。次元が違うと思っていましたし、なにも心配していませんでした。この馬はかしこいですね。無駄な動きがないので普段から手もかからず、安心していい仕上げができています。これからも強い彼を応援してください。