4コーナー先頭から押し切る
無敗で目指すは同舞台のJBC
JBC2歳優駿JpnIIIと同じ門別1800メートルで行われる指定競走。過去の勝ち馬にはハッピースプリントやヒガシウィルウィンなど、中距離路線で活躍した馬がいる。今年も経験と未知の魅力がぶつかり合う、注目を集めるレースとなった。栄冠賞とブリーダーズゴールドジュニアカップを制したベストグリーンは鎌倉記念へ向かうため不在。ニューアライブが出走取消となり12頭で争われた。
ブリーダーズゴールドジュニアカップでベストグリーンの1馬身差2着だったマロンソレイユが1番人気に推された。2戦2勝のエンドレスソロウが2番人気。経験豊富なスターシップは、鞍上に道営デビューで現在は兵庫所属の山本咲希到騎手を迎え、3番人気に支持された。
“サンライズ”カップとはいえ、午後3時前に雨が降り始め、しばらく雷と強い雨が続いた。海側は太陽が出て、虹が出る不思議な天候となる。夕方から雨は上がり、重馬場のままレースは行われた。
トレモロが先行してレースを引っ張る。そのあとにエンドレスソロウ、クラウニングカップが続き、マロンソレイユ、昨年の勝ち馬リコースパローの半弟リコーヒューズは中団から。ほぼ12秒台のペースで1000メートル通過が63秒2で縦長の展開となった。
3コーナー手前からマロンソレイユが上がっていき3番手につける。4コーナー手前ではエンドレスソロウが楽な手応えで先頭のトレモロをとらえた。そのうしろにいたアヤサンジョウタロも内をつくが届かない。直線でエンドレスソロウがぐいっと後続を離し1分57秒3で優勝した。外から追い込んだスターシップが1馬身半差の2着で、ゴール後、山本咲希到騎手はエンドレスソロウの石川倭騎手にハイタッチして祝福した。半馬身差で3着はアヤサンジョウタロで、マロンソレイユは脚を伸ばしたが届かず4着だった。
石川騎手は勝利騎手インタビューで、少し考えてから「びっくりもしていますけど……勝ててうれしいです」とコメント。生産した目黒牧場の目黒忠法代表も「いい競馬をしてくれればいいと思っていました」と話した。同牧場の目黒裕也さんは「格別です。馬は育成までうちの牧場(育成部門の『STABLE KIZUNA』)で過ごしました。健康で丈夫な馬でした」と笑顔を見せた。
エンドレスソロウは1100メートルでデビュー勝ちし、ウィナーズチャレンジは1500メートル戦でゴール前ぐいっと伸びた。一旦放牧して今回1800メートル戦へ。距離を伸ばしつつ、3戦3勝でJBC2歳優駿JpnIIIの地元の主役に躍り出た。期待は昨年のソルジャーフィルドに続き、ホッカイドウ競馬所属馬による勝利。一昨年の勝者は、この日船橋競馬場の日本テレビ盃JpnIIを快勝したフォーエバーヤングだ。名馬への期待が高まるレースとなった。
取材・文小久保友香
写真浅野一行(いちかんぽ)
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米川昇調教師
うれしいです。2戦目のあとはひと息入れ、仕上げをしてきました。レースには特に考えず、自然体で臨みました。安心しながらもハラハラしましたね。1800メートルも問題ないので、これからJBCに向けて調整していきたいと思います。








石川倭騎手
どれくらい力があるかはっきりわからなくて、びっくりした面もありました。いいポジションを取れればと思い、2番手で自分のペースを作れたと思います。長い脚を持続できる良さがある馬で、いい脚を使ってくれました。