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第26回サマーチャンピオンJpnIII

トップハンデでも直線突き放す
  重賞3連勝でJBCスプリントへ

昨年のサマーチャンピオンJpnIIIは勝ったヤマニンチェルキ、4着のハッピーマンら3歳馬の活躍が目立った。今年は3歳馬の参戦はなかったが、昨年の1、4着馬がその後それぞれ重賞1勝を挙げ再び出走。しかし、ともにハンデが昨年の55.5キロから大幅に加増され、ヤマニンチェルキ(59キロ)は単勝4番人気、ハッピーマン(58.5キロ)は5番人気の評価。

1番人気に推されたのは黒船賞JpnIII、東海ステークスGIIIを連勝中のマテンロウコマンドで1.6倍。2、3番人気もインユアパレス、ストレングスとJRA5頭が上位人気を独占していた。

好スタートを切ったのはマテンロウコマンドで、ミスズグランドオー(高知)やストレングスが押してハナを奪いに行ったが、内枠の利もあり1コーナーではマテンロウコマンドが先行を確保した。

しかし、向正面入口で今度はヤマニンチェルキが内から先頭を奪取。向正面ではJRA5頭とミスズグランドオーが先団を形成し、大きく離れて佐賀3頭という隊列。

3~4コーナーまでヤマニンチェルキとマテンロウコマンドが併走していたが、直線入口でマテンロウコマンドが再び単独先頭に立つと、一気に後続を突き放して圧勝。最後にインユアパレスが追い上げてきたが1馬身半差の2着まで。3着はハッピーマンで上位3頭は東海ステークスGIII組。そこでの着順の並び通り(1→4→8着)の結果だった。ハナ争いに参加したストレングスは4着、ヤマニンチェルキは5着で、JRA勢が掲示板内を独占。地方最先着は6着ミスズグランドオーだが、5着馬とは7馬身の差を付けられていた。

マテンロウコマンドは59.5キロのトップハンデ。このレースは2007年にハンデ戦となったが、それ以前(別定戦)を含め59キロ以上での勝利は初。トップハンデ馬の勝利は11年のスーニ(58.5キロ)以来だった。激しいハナ争いにもどっしり構え、最後は抜け出す横綱相撲で強さが際立った印象。重賞3連勝(4勝目)を達成し、管理する長谷川浩大調教師は「地方の1400メートルのコーナー4つは得意な分野ではありますけど、色々経験したいというところと、金沢に向けて本当に弾みの付くレースだったと思ってます」と秋への期待を膨ませていた。次はJBCスプリントJpnI(金沢)へ直行とのこと。

なお、佐賀競馬ではパドック拡張工事の完了に伴い、9月19日よりフルゲートを従来の12頭から14頭に拡大。当面は公正・安全性の確認もあり、14頭での実施は1日1競走程度とし、最終競走を『熱狂のLAST DANCE「SAGAリベFEVER14」』として実施予定。今後ダートグレードや地方交流重賞にも拡大されればJRA・他地区の出走数も増えるだろう。よりハイレベルなメンバーが揃うだけに。地元馬強化が急務となるところだ。

取材・文上妻輝行

写真桂伸也(いちかんぽ)

Comment

松山弘平騎手

ゲートを上手に出てくれるようになったので、スタートも速かったですし、2番枠というのもいい方に味方してくれてリズムよく運ぶことができました。最後は追い出しを我慢するくらい手応えに余裕もありましたし、59.5キロを背負ってましたけど、本当に強かったなと思います。

長谷川浩大調教師

スタッフも馬自身も非常に良い体調管理をしてくれて、本当にフレッシュで良かったと思います。大方の予想通りの並びで行ってくれたかなというのと、(雨が)降らなくてよかったなと。斤量も内枠も若干気になったんですが、4コーナーに向いてからは力強く凌ぎ切ったなと見えました。