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第4回ネクストスター園田

直線差し返し期待にこたえる
  重賞連勝でグレードの舞台へ

兵庫でここまでに行われた2歳重賞の勝ち馬がともに出走したネクストスター園田。通例であればその2頭が人気の中心になりそうなものだが、単勝1.4倍の1番人気に支持されたのは兵庫ジュベナイルカップ覇者ジョイドールだった。その前走は4コーナーで内をすくってムチを一発入れられると、楽に後続を3馬身離す楽勝。馬場状態は異なるものの、勝ちタイムはもう一方の重賞・園田プリンセスカップより2秒1速かった。また、小牧太騎手で前走を勝った馬が3頭いる中、ジョイドールに継続騎乗する点にも期待を寄せたファンは多かっただろう。

本馬場入場直後、エアフルトは馬装の再整備を試みたが、興奮しており危険なため再馬装ができず、競走除外となった。

11頭立てとなった一戦は、内からもう1頭の重賞馬・バドラが先手を取った。ジョイドールは後方からとなったが、向正面に入るとすぐさま小牧騎手は馬群の一番外まで持ち出した。そして3コーナー手前で進出を開始し、4コーナーでひと呼吸を入れると、外から並びかけてきたのは兵庫ジュベナイルカップ3着のチャーミングナイト。バドラもしぶとかったが、そこからは2頭の追い比べとなり、一度はチャーミングナイトが前に出たが、ジョイドールが差し返してクビ差で勝利を収めた。

内枠で砂を嫌がった前走と異なり、外枠の今回は楽に圧勝するのでは、との見方もあったが、終わってみれば僅差。これには小牧騎手も田中範雄調教師も「一瞬、ヒヤッとした」と口を揃えたが、理由も明確だった。田中調教師はこう話す。

「前走とほぼ同じメンバー構成だったので、ジョッキーと相談して先を見据えてデキは7~8分。甘かったです。また、2歳牝馬とあって調教でだんだん掛かってくるようにもなっていたので、馬体重だけ減らさないようにと考えて、調教では強い負荷をかけませんでした」

惜しくも2着のチャーミングナイトは前走・兵庫ジュベナイルカップ3着に続き、重賞タイトルはお預けとなった。吉原寛人騎手は「勝ち馬に並びかけて一度は抜くところまではいきましたが、差し返されてしまいました」と肩を落とした。「馬場や展開は良かった」ことに加え、今回のようにメンバーが強く、「ペースが流れた方が合うタイプかもしれない」とのこと。

4馬身差の3着はゴッズフェイヴリト。勝負所では上位馬が先に進出したため3~4コーナーは外を回らされたが、力は示した。この日の体重はマイナス8キロで、体はもう少し増えた方がよさそうだ。

勝った小牧騎手はジョイドールに対し、「持ったままで勝てると思っていましたが、相手も強かったです。この馬はまだまだこんなものじゃないと思っています」と高い期待を寄せている。次走は小牧騎手たっての希望で11月26日兵庫ジュニアグランプリJpnII。そこでの走り次第ではさらにその先へと夢を抱いている。

取材・文大恵陽子

写真桂伸也(いちかんぽ)

Comment

小牧太騎手

行きたがる面があると思い、無理せず好位からのつもりで構えていたら、意外と進まなくて砂を被って嫌がりました。向正面で外に出すと反応が良く、安心しました。4コーナーではまだ早いと思ってひと呼吸入れましたが、後続が来てヒヤッとしました。この馬の力で勝てたと思います。

田中範雄調教師

最後はヒヤッとしましたが、馬の力を信じていました。馬体重や状態次第ですが、この後は兵庫ジュニアグランプリに向けて厩舎一丸となって調整をしたいです。スピードがあるので1400メートルくらいがいいと思いますが、今日のような競馬ができるなら、地元馬同士なら1700メートルでも差はないと思います。