佐賀競馬場 ダ1,800m 中島記念
2021年12月26日(日)18:15発走
ファン投票で出走馬が決まる
年末恒例佐賀のグランプリ競走
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データ分析

辻三蔵が解説 Commentary of Sanzo Tsuji
前回のハイライト
1番人気のアンバラージュが逃げ切り、重賞初制覇。九州大賞典2着後、韓国岳賞、小岱山賞を2連勝し、勢いに乗っていた。4番人気のゲットワイルドが先行力を生かし2着。4歳馬が1、2着を独占した。5番人気のスウィフトハートが後方追走から末脚を伸ばして3着。7歳の古豪グレートパール(2番人気)は7着に終わった。
データ分析
ファン投票で出走馬を選定する「佐賀版・有馬記念」。ファン投票1位はミスカゴシマ。ダート1400mで行われた有明海賞、ウインターチャンピオン(重賞)を2連勝。近走は短距離中心だが、ダート1800mで4戦4勝。ル・プランタン賞、佐賀皐月賞を制した昨年の佐賀2冠馬。昨年のアンバラージュに続く、牝馬での中島記念制覇を目指す。ファン投票2位ドゥラリュールは前哨戦の宝満山賞を完勝。中央競馬2勝クラスから佐賀転入後6戦6勝。主戦の鮫島克也騎手が引退したが、前走から山口勲騎手が手綱を取り、盤石の態勢。重賞ウイナーが数多く揃い、楽しみな一戦だ。ここでは、過去10年の結果から傾向を探っていく。
(1)実績豊富な2番人気に注目
1~3番人気が10勝、2着8回、3着6回で勝率33.3%、3着内率80%。4番人気以下は0勝、2着2回、3着4回で3着内率5.3%。2020年は1番人気アンバラージュが勝利。4番人気ゲットワイルド、5番人気スウィフトハートが2、3着だが、基本的には上位人気で決まる。特に2番人気が5勝、3着4回で勝率50%、3着内率90%。2015~2017年にキョウワカイザーが3連覇したが、全て2番人気。実績豊富な2番人気馬に注目だ。
成績データ
(2)山口勲騎手が通算4勝 
真島正徳騎手が6勝、2着1回で勝率66.7%、3着内率77.8%。真島正徳騎手はレース史上最多通算9勝の「中島記念男」。1997年サンライトゴーランで初勝利後、2009年~2012年まで4連覇、そして2015年~2018年にかけて4連覇。11月30日付での引退が惜しまれる。「ミスターほとんどパーフェクト」の異名を持つ山口勲騎手は2勝、2着2回、3着3回で勝率20%、3着内率70%。通算4勝の名手は2014年から7年連続3着以内に入線している。
成績データ
(3)真島元徳調教師が好相性
真島元徳調教師が4勝、2着2回、3着1回で勝率36.4%、3着内率63.6%。2018年はウルトラカイザー、イッシンドウタイが1、2着独占。2020年も1着アンバラージュ、3着スウィフトハートと上位入線した。真島元徳調教師は騎手時代、中島記念を3勝したが、厩舎開業後も通算5勝。そのうち弟の真島正徳騎手(引退)とのコンビで4勝。2017、2018年には息子の真島大輔騎手(大井競馬所属)に騎乗依頼し、2年連続クビ差2着。悲願の親子制覇も目前だ。
成績データ
(4)牡・セン馬が断然有利
牡馬が7勝、2着10回、3着8回で勝率8.6%、3着内率30.9%。セン馬2勝(2012年レイズミーアップ、2019年ウノピアットブリオ)を含めて、牡・セン馬が断然有利。牝馬は1勝、3着1回で勝率5%、3着内率10%。2020年にアンバラージュ(4歳)が2001年トップゼアル(5歳)以来、久々の勝利。アンバラージュはノースクイーンC(門別)2着、ビューチフルドリーマーC(水沢)3着と他地区重賞でも好走した実力馬だ。
成績データ
Profile
辻三蔵 Sanzo Tsuji
1974年広島県生まれ。明治大学卒業後、1998年競馬専門紙『ホースニュース馬』入社。師匠は競馬評論家の井崎脩五郎氏。2008年同紙休刊後、フリーのレーシングライターとして活動中。
※当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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