高知競馬場 ダ1,400m 金の鞍賞
2021年12月28日(火)18:15発走
高知競馬の2歳重賞
実力派のベテラン騎手に注目
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データ分析

辻三蔵が解説 Commentary of Sanzo Tsuji
前回のハイライト
2番人気のブラックマンバが中団追走から差し切り快勝。黒潮ジュニアチャンピオンシップ2着後、古馬と対戦して経験を積み、重賞初制覇を果たした。1番人気のハルノインパクトが2着。勝ち馬に競り負けたが、黒潮ジュニアチャンピオンシップを制した実力を証明した。10番人気のダイヤマリーが3着。3番人気トーセンジェイクは5着に終わった。
データ分析
高知競馬の2歳王者決定戦。昨年の2着馬ハルノインパクトは今年、黒潮皐月賞、高知優駿を制した高知2冠馬。5着馬トーセンジェイクは3冠目の黒潮菊花賞でハルノインパクトに競り勝った。1着馬ブラックマンバも黒潮皐月賞2着、西日本ダービー3着と好走。翌年の高知3冠に結び付く出世レースだ。今年は4戦4勝のマリンスカイが主役候補。世代最初の重賞・黒潮ジュニアチャンピオンシップを8馬身差圧勝。勝ち時計1分30秒0はフリビオンが保持したレースレコードを2秒更新。12月15日全日本2歳優駿に参戦予定だが、出走すれば楽しみだ。ここでは、過去10年の結果から傾向を探っていく。
(1)1、2番人気が上位独占
1番人気が6勝、2着1回、3着2回で勝率60%、3着内率90%。単勝オッズ1.6倍以下なら5勝、2着1回、3着1回で勝率71.4%、3着内率100%。2番人気は2勝、2着5回、3着1回で勝率20%、3着内率80%。1、2番人気は堅実だ。3、4番人気は1勝、3着2回で勝率5%、3着内率15%。3、4番人気が苦戦傾向だ。一方、5、6番人気は0勝、2着4回、3着3回で3着内率35%。気楽な立場を生かした穴馬が激走している。
成績データ
(2)7、8枠が断然有利
7、8枠が6勝、2着6回、3着1回で勝率15.4%、3着内率33.3%。昨年も7枠ブラックマンバ(2番人気)、8枠ハルノインパクト(1番人気)が1、2着。外枠有利の傾向が顕著で、4枠以降が全10勝。一方、1~3枠は0勝、2着3回、3着5回で3着内率26.7%。2019年2着リワードアヴァロン(翌年高知優駿勝利)は2枠で先に動いた分、勝ち馬の決め手に屈した。人気馬が1~3枠に入った場合、過信は禁物だ。
成績データ
(3)西川敏弘騎手が狙い目
西川敏弘騎手が2勝、2着4回、3着1回で勝率22.2%、3着内率77.8%。1989年リードブレスで初勝利後、通算5勝。ただし、2012年マインダンサー以来、勝ち星がないが、2020年ハルノインパクトで2着。今年9年ぶりの勝利を目指す。倉兼育康騎手は2勝、2着1回で勝率28.6%、3着内率42.9%。2018年アルネゴー、2019年レインズパワーは細川忠義厩舎とのコンビで2連覇。倉兼騎手&細川厩舎がタッグを組んだときは勝負だ。
成績データ
(4)打越勇児、別府真司調教師に注目
打越勇児調教師は2勝、3着2回で勝率33.3%、3着内率66.7%。2014年ブルージャスティス(4番人気)、2017年ネオプリンセス(1番人気)と牝馬2頭で勝利。2012年3着サハリ(6番人気)、2018年3着グローサンドリヨン(4番人気)も牝馬。牡馬相手でも通用する牝馬を厳選し、好成績を残している。別府真司調教師は2勝、2着3回、3着2回で勝率7.7%、3着内率26.9%。出走頭数26頭は最多。2020年も3頭出走し、2番人気ブラックマンバで制した。
成績データ
Profile
辻三蔵 Sanzo Tsuji
1974年広島県生まれ。明治大学卒業後、1998年競馬専門紙『ホースニュース馬』入社。師匠は競馬評論家の井崎脩五郎氏。2008年同紙休刊後、フリーのレーシングライターとして活動中。
※当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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