帯広競馬場 ダ200m 帯広記念
2022年1月2日(日)16:40発走
ばんえい競馬の最高峰
帯広競馬の看板レース
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データ分析

辻三蔵が解説 Commentary of Sanzo Tsuji
前回のハイライト
1番人気のオレノココロが差し切り勝ち。これで帯広記念通算4勝目。自身が持つばんえい重賞勝利記録を25に更新した。11歳の古豪が高重量戦で本領発揮。2020年3月のばんえい記念以来となる重賞勝利を飾った。2着は5番人気のメジロゴーリキ。ばんえいダービーを皮切りに重賞5勝の7歳馬が健闘。4番人気のキタノユウジロウが3着。
データ分析
新年の幕開けを飾る重賞レース。ばんえい記念に次ぐ高重量戦で、ばんえい記念へのステップレースという意味合いが強い。歴代優勝馬にはニシキダイジン、トモエパワー、カネサブラック、オレノココロなど、ばんえい記念優勝馬が数多くいる。今年3月に、ばんえい競馬・重賞最多勝記録(通算25勝)を持つオレノココロ、重賞15勝のコウシュハウンカイが引退。ばんえい記念を制した現役馬はセンゴクエース(2019年優勝)だけ。2021年旭川記念でメムロボブサップを破り、重賞14勝目。帯広記念には2019年から参戦して2、4、5着。4度目の挑戦があれば古豪の底力に期待だ。ここでは、過去10年の結果から傾向を探っていく。
(1)910~920キロの古豪に注目
帯広記念は年度末の最高峰・ばんえい記念に次ぐ、高重量戦(別定870~920キロ)。920キロが5勝、3着2回で勝率45.5%、3着内率63.6%。2020年は唯一の920キロ馬コウシュハウンカイ(5番人気)勝利。2018年(920キロ)に次ぐ、2勝目を挙げた。次点は910キロの3勝、2着4回、3着1回で勝17.6%、3着内率47.1%。一方、870~900キロは2勝、2着6回、3着7回で勝率3%、3着内率24%。高重量戦に強い910~920キロの古豪に注目だ。
成績データ
(2)9~11歳の高齢馬が実績上位
9~11歳馬が7勝、2着6回、3着6回で勝率14%、3着内率37%。2021年は11歳馬オレノココロ(積載重量910キロ)が1番人気で勝利。7歳メジロゴーリキ(900キロ)、6歳キタノユウジロウ(890キロ)を退けた。オレノココロは2016年(910キロ)、2017年(920キロ)、2019年(920キロ)に続く4勝目。カネサブラックは10歳(2012年)、11歳(2013年)で2連覇。ばんえい記念優勝歴がある高齢馬は年齢を重ねても実力上位だ。
成績データ
(3)鈴木恵介騎手が通算5勝
鈴木恵介騎手が4勝、2着1回、3着1回で勝率44.4%、3着内率66.7%。2006年ミサイルテンリュウで初勝利後、オレノココロで4勝し、現役最多の通算5勝。松田道明騎手は2勝、3着1回で勝率25%、3着内率37.5%。2002年アキバオーショウで初制覇後、カネサブラックで2勝し、通算3勝。藤本匠騎手は2勝で勝率22.2%。2000年サカノタイソンで初勝利後、コウシュハウンカイで2勝し、通算3勝。ベテラン騎手の手腕は健在だ。
成績データ
(4)松井浩文調教師が通算7勝
松井浩文調教師が4勝、2着2回で勝率40%、3着内率60%。2007年トモエパワーで制し、フクイズミで2009、2010年2連覇。2012、2013年はカネサブラックで2連覇。コウシュハウンカイで2勝し、通算7勝。2020年春、自身初の令和2年度・リーディング1位(136勝)獲得。重賞通算68勝を達成し、父の松井浩・元調教師の61勝を超え、通算重賞最多勝を記録した。槻舘重人調教師はオレノココロで4勝。2019年にはオレノココロ、センゴクエースで1、2着独占した。
成績データ
Profile
辻三蔵 Sanzo Tsuji
1974年広島県生まれ。明治大学卒業後、1998年競馬専門紙『ホースニュース馬』入社。師匠は競馬評論家の井崎脩五郎氏。2008年同紙休刊後、フリーのレーシングライターとして活動中。
※当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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