2022.12.28(水)

高知競馬場 ダ 1400m

過去データからレース傾向を分析 データ分析

近年、他地区での活躍も目覚ましい高知のホープ決定戦

高知所属馬限定の2歳重賞。近年、高知所属馬は他地区の重賞でも多く勝利を挙げるなど走りが注目されており、その中には2歳時から高知所属という馬も多い。金の鞍賞の歴代勝ち馬からもフリビオンとアルネゴーは西日本ダービーを、昨年2着のグットクレンジングは岩手に移籍して東北優駿を制した。また、2014年2着プリンセスボーラーは引退後に母となり、産駒のブラックマンバが20年に勝利するなど血脈がつながっている。ここでは12〜21年の過去10回から傾向を見ていく。

勝ち馬は2番人気以内が基本

過去10回中8回が2番人気以内の勝利と、勝ち馬は基本的に人気馬から。最も人気薄での勝利は13年ニシノマリーナの10番人気。この年は10番人気→2番人気→1番人気の決着で3連単は18万8390円だった。ヒモ荒れはあっても、基本的に1着は人気馬から考えていいだろう。

基本は前有利

逃げ・先行馬が8勝で、前有利な一戦。追い込んで勝ったのは18年アルネゴーで、2コーナーでは後方2番手だった。ただ、同馬は末脚が武器で、のちに西日本ダービーも後方2番手からの追い込みで制している。差し馬の勝利は20年ブラックマンバ。黒潮ジュニアチャンピオンシップでは逃げ切ったハルノインパクトに1馬身、差し届かなかったが、ここでは差し切って勝利を収めた。

内の砂が深く外有利も、最近は内が使えることも

内ラチ沿い数頭分の砂が深いのが高知競馬場の特徴。馬番別成績でもそれが反映され、勝ち馬は4番から外の枠となっている。しかし、内枠の1〜3番でも2着4回、3着5回と、ここ1年ほどは内枠の馬が健闘するレースが増えており、従来ほど内枠を嫌う必要はないだろう。地元騎手の声としても「これまではあり得なかったけど、インコースが渋滞することもある」と、勝負所で内に各馬が殺到するケースもあるようだ。

黒潮ジュニアチャンピオンシップ組が優秀

16年に創設された重賞・黒潮ジュニアチャンピオンシップ組が好成績を収める。同レース3着以内馬が金の鞍賞で1頭も馬券圏内に入らなかったのは19年のみ。その他の年は少なくとも1頭はこのレースでも3着以内に入っており、特に16年フリビオン、17年ネオプリンセス、18年アルネゴー、20年ブラックマンバは黒潮ジュニアチャンピオンシップ2着以内からの勝利だった。なお、黒潮ジュニアチャンピオンシップは高知デビュー馬限定戦となるため、昨年金の鞍賞を勝ったファーストリッキーはJRAデビューで出走資格がなかった。

勝つのはこういう馬!

黒潮ジュニアチャンピオンシップで3着以内に好走した馬が出走してくれば、まずはそこから狙いたい。ただ、今年の同レースは人気馬が砂を嫌って4、5着に敗れた点も加味して考える必要があるかもしれない。外目の枠の方が望ましいが、内枠でも大幅割引する必要はないだろう。

大恵 陽子

※当ページの情報は、特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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