2023.1.3(火)

川崎競馬場 ダ 2100m

過去データからレース傾向を分析 データ分析

年明け最初の南関重賞に各地から精鋭が集結

2007年から距離を2100mに延ばし、新年最初の南関重賞として定着。勝ち馬には川崎記念JpnIとダイオライト記念JpnIIへの優先出走権が与えられる。22年の覇者ノーヴァレンダ(川崎)は、続くダイオライト記念JpnIIも快勝し、地方転入をきっかけに完全復活をアピールした。長距離重賞に照準を合わせるスタミナ自慢が今年の飛躍を目指して激突。ここでは13〜22年の過去10回の結果から傾向を探っていく。

船橋の安定感が際立つ

近3年は地元・川崎が1、2着各1回、3着2回と活躍しているが、安定感では船橋が圧倒的。18年、20年を除いた8回で馬券に絡んでおり、連対は7回を数える。大井はここ2年こそ上位に食い込んでいないが、20年までは5年連続3着以内で、3勝を挙げていた。浦和の連対3回はいずれもタービランスによるもの。他地区は16年Vのグルームアイランド(金沢)を最後に好走馬は出ていない。

1番人気と伏兵の組み合わせが狙い目

上位人気で信頼できるのは7勝、3着3回と馬券圏外がない1番人気だけで、2〜5番人気は低調。特に5番人気は、過去10回で3着以内が1度もないように不振。それに対して伏兵馬の活躍が多く、1→4→2番人気で決まった17年、1→3→4番人気の21年を除けば、全て6番人気以下の伏兵が3着以内に入っており、連対は7回。1番人気を軸に、2着には人気薄を狙ってみるのが面白そうだ。

斤量56〜58kgが中心

56〜58kgが8勝を含む16連対で、3着内率を見ても57kgと58kgがハイアベレージ。該当馬は多いが斤量を背負った馬のほうが活躍している傾向にある。58kgで馬券圏外に沈んだ馬を調べてみると、10歳馬や前走大敗とピークを過ぎていた馬、前年や地方にV歴がない馬が多く該当していた。取捨の線引きとして頭に入れておきたい。

前年重賞V馬や過去に頂点を極めた実力馬に注目

勝ち馬の戦績を見てみると、前の年に重賞を制していた馬が7頭(他地区を含む)。残りの3頭は13年のシーズザゴールド(船橋)が羽田盃馬。20年オールブラッシュ(大井)、22年ノーヴァレンダ(川崎)は、JRA在籍時にJpnIを勝っている実力馬だった。また、前走に目を向けてみると勝島王冠から参戦してきた馬の相性が良く、20、21年を除く8回で3着以内に好走し、勝利は3回。ただ近年、互角以上の勢いがあるのが19年から3年連続で勝ち馬を出した浦和記念JpnII組。前述2レースから出てきた馬はマークしておきたい。

勝つのはこういう馬!

1番人気がかなり信頼できる存在で、船橋所属馬も堅実に上位争いに加わっている。斤量は56〜58kgが優勢。前年に重賞を勝っている馬がV有望だが、JpnIや南関東SIでV歴があれば評価を下げる必要はない。勝島王冠や浦和記念JpnIIをステップに向かってきた馬も要チェック。

前田 恒

※当ページの情報は、特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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