予想情報

レースの見どころ
8月15日に行われた「くろゆり賞(1400ⅿ)」と同じ金沢デビュー馬による準重賞だが、その中でも更に「奨励馬」(主催者の補助を受けてセールで購入された馬)に限定される。そのため、出走馬のレベル差が大きくなりがちで、トップ戦線で活躍中の素質馬がいれば順当に好走が例年の傾向。昨年は降雪で中止となったが、その前3年の勝ち馬はスーパーバンタム、フューリアス、カガノホマレと翌年の3歳重賞戦線で活躍した馬ばかり。来季の向けても重要な一戦。今年は出走頭数が少なくて好走率の高い牡馬が7頭中6頭、そして全馬が連闘と、例年とは少し違う感もあるが、セオリー通りここまで認定・重賞戦線を戦って好走歴ある馬を重視。
  • 本命
    • 3

      3

      ダブルアタック

    今季5鞍あった900mの新馬戦の中で勝ち時計は最速。その後は当然注目されたが、出遅れや絡まれる展開苦で2着が続き、心身共にギリギリの状態にも映ったネクストスター金沢は7着と崩れ…。ただ、リフレッシュ後の3着→3着は馬体も増やして好印象、ヤングチャンピオン3着は1700mも少々長かった。前走1500mでこれまで分が悪かったショウガフクキタルに先着して、最終目標だったここへ。降雪後の24日に除雪後の午後乗りを行ったのはメンバー中、本馬だけと、意欲・調整ぶりも一番。課題は落ち着き・発馬・折り合いだが、その自身との戦いをクリアすれば結果は自ずと付いてくるメンバーだ。

  • 対抗
    • 6

      6

      グルタチオンシード

    当初はテンに動けず、1組・認定・重賞など一線級相手だと入着級だったが、距離が延びた重賞ヤングチャンピオンは2番手へ。勝負所でモタついたものの、直線は内目で盛り返してダブルアタックに1馬身先着の2着確保。デビュー前は評判になっていた馬が、渋太さと世代上位の能力をようやくアピールできた。それを思うと前走が負け過ぎも、同じ1開催休み後1500mの3走前も案外だったように、調教で掛かる気性的にも連戦した方がいいタイプなのかも。スタート・位置取りが読めない面はあるものの、メンバー構成も少し楽になって巻き返し必至の状況。

  • 単穴
    • 7

      7

      カミソリストレート

    調教周回にも苦労している気性が最大の課題で、走る気を引き出すよう陣営も苦心中。それもあって未勝利だが、気分良く運べた時は2着・2着・3着と好走、2着2回は今回と同じ1500m。前走2組4着は2着馬も速くて展開も厳しくなったし、仕方ない失速。むしろ36秒台なら、これまでより頑張ったとも言える。準重賞とはいえ今回の方が先行馬が少なく、展開はどう見ても単騎逃げ。実績では少々劣るものの、絶好の展開と馬場を味方に粘り込んで不思議ない。

  • 連穴
    • 5

      5

      ドンリュウスター
    • 4

      4

      ジークアスリート

    ドンリュウスターは当初ほど線の細さが気にならなくなって内にササる面解消、操縦性向上後は走力・成績も上がってきた。直線で力尽きたが3走前1700m重賞も3~4角は上位あるかの勢い。ここまで3着以内は湿った馬場の1400mに集中、前走や4走前を見ると1500mだとダブルアタックとの差は否めないが、他となら差は感じず、脚の使い所一つ。ジークアスリートは気性的な若さは残しながらも動きや馬体は当初より成長中。重賞や1組では厳しい戦績も、2組なら1着・3着・2着・5着、前走5着とて3着とは0秒2差。取消後を叩いて順調に迎える限定戦なら圏内突入可能。

提供競馬カナザワ 大井 明洋

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