レース紹介

平地競走のようにスピードではなくパワーを競うのがばんえい競走。サラブレッドと比べ本格化が遅いといわれるばん馬だけに、ばんえい競馬では4歳シーズンにも三冠路線が整備されている。天馬賞は、初夏の柏林賞、秋の銀河賞に続き、年明けに行われる三冠目で、定量(2008年の第1回は別定重量)のBG1として明け5歳馬によって争われる。4歳シーズン三冠馬はこれまで4頭。そのうち17年のセンゴクエースと21年のメムロボブサップは2、3歳シーズンの重賞と合わせ八冠を達成。ともに明け7歳でばんえい記念も制している。なお今季のキングフェスタは一、二冠目を圧勝しており、前述のメムロボブサップ以来となる4歳シーズン三冠馬誕生に期待が高まる。

栗田 勇人

コース紹介

ばんえい競馬は、途中2つの障害(山)がある200mのセパレートコースで争われる。第1障害は高さ1m、第2障害は1.6m。またゴール前には砂を厚くした“砂障害”がある。冬期間(おおむね11月中旬から3月上旬)は凍結防止のためコースに埋め込まれたヒーティングシステムが稼働し、その時期は砂障害が撤去される。ゴールは馬の鼻先ではなく、ソリの後端がゴール線を通過してゴールインとなる。フルゲートは10頭。

斎藤 修

競馬プレミアムウィークを楽しもう!!

TOP