Vol.04 中島良美騎手(浦和競馬)

2月10日、船橋競馬で落馬し、お休みしていた中島良美騎手(浦和)が先週の浦和開催で帰ってきました。

「脳震盪で、調教は1日だけ休みました。1週間くらいは体も痛かったけど、だいぶマシになってきました」

と明るい声で話す中島騎手。

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復帰ウィークとなった26日浦和6Rではクレイジーダイヤで勝利！9番人気ではありましたが、この馬ではある“特徴”を意識して乗ったのだとか。

「砂を被ると嫌がっちゃって走る気をなくしちゃうので、ずっと追って砂を被せられないようにしていました。道中は『来ないで、来ないで！』って思っていました」

外枠のスタートから3番手外につけると、砂を被ることなく最後の直線を迎えることができました。内で粘る酒井忍騎手との競り合いを何とか制することができそう…と思った瞬間、外から飛んできたのは和田譲治騎手。

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競り合いは内外ピッタリ馬体が接していて、ムチすら打てなさそうなほど。

「そうなんですよ。自分でもそう思って、レース後に映像を見たんですけど、『あ、打っているわ』って(笑)」

実はこのシーン、よく見ると、和田騎手が迫ってくるほんの少し前に右ムチを2発入れているのです。

「打っていてよかったですね。無心だったので、覚えていなくて」

と本人は振り返ります。
無意識に勝負師の体が反応したのかもしれませんね。

残念ながらこの後、2月28日の調教で落馬して肩を負傷。今週の川崎開催は乗り替わりとなってしまいましたが、また競馬場に帰ってくるのを待ちましょう。