Vol.31 愛のこもった虹色のムチ

今年4月にデビューした神尾香澄騎手(川崎競馬)。
デビュー前から調教で虹色のムチを使っていました。

• 

グリップ部分に「Kasumi」と名前入りで可愛いなぁと思っていたら、この配色には実は意味があるそうなんです。

「所属する山田質厩舎のスタッフさんが厩舎カラーの紫色と私の勝負服の水色で作ってくださったんです」

虹色だと思っていたカラーは、厩舎スタッフさんからの愛情が込められた色だったのです。
いまは修理中のようですが、とっても粋なプレゼントですね。

もう一つ、デビューに合わせて厩舎側で作ってくださったのがヘルメットカバー。

川崎では騎手の調教時のヘルメットカバーの色は黒と決まっているのですが

「せっかくなので、厩舎のロゴを入れよう」

と山田調教師の提案で、カッコいいヘルメットに変身しました！

• 

ちなみに、厩舎オリジナルのヘルメットカバーができあがるまでの間、櫻井光輔騎手がヘルメットカバーを貸してくださっていたようです。
2018年のヤングジョッキーズシリーズ(YJS)チャンピオンでもある「櫻」井騎手の持ち物だから、ピンクのボンボンが付いているのかな？なんて想像します。

• 

さて、神尾騎手は今週7日、盛岡競馬場で行われたYJSトライアルラウンド盛岡の第2戦に騎乗し、8着でした。
このあとは10月13日に地元・川崎で行われるトライアルラウンドと、26日トライアルラウンド船橋でそれぞれ2鞍に騎乗予定。

チャンピオンから借りたヘルメットカバーのご利益も後押ししてくれると信じて、YJSでの活躍を楽しみにしています。