Vol.32 遠征先へのお土産と言えば！

9月14日、金沢競馬場でヤングジョッキーズシリーズ(YJS)トライアルラウンドが行われました。

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  ▲レース後のコメントをする濱尚美騎手。

そこに参戦した濱尚美騎手(高知)がレースの合間に大きな紙袋を持って装鞍所と検量室を行き来していました。

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高知空港の売店の、たぶん一番大きなサイズの紙袋。(しかも二重！)
相当な量を買い込んだのでしょう。

実は、YJSの日に他地区から遠征に来たジョッキーたちがお菓子の入った紙袋を片手に忙しく動き回る場面はちょっとしたお馴染みの光景。

YJSではこのシリーズのために1回限り、その地の馬に乗せていただきます。
貴重な騎乗機会を与えていただくことになりますし、その地のジョッキーたちにはコースや馬場のことを聞いたり、検量室の一角を借りたりしてお世話にもなります。
そのため、その地のジョッキーや厩舎関係者の方々にご挨拶とお礼を兼ねて手土産を持っていくジョッキーが多いのです。

濱騎手は写真を撮った時にはもうご挨拶に行った後で、紙袋は空っぽだったのですが

「乗せていただく馬の調教師さんや厩務員さんにシューラスクをお渡ししました」

とのこと。

高知でシューラスクと言えば、「田野屋塩二郎シューラスク」という一口サイズでスライスアーモンドが乗ったシューラスクが有名。
高知空港の売店ではわりと山積みされていて、赤岡修次騎手が重賞騎乗のため他地区の競馬場に行く時にお土産に持って行っているのを見たこともあります。
(たしか愛知の加藤誓二騎手も大好物だったような……！)

「めっちゃ美味しいですよね！
他地区に遠征に行く時はいつもこのシューラスクを買うんです。好きすぎて、いつも自分の分まで買っちゃいます(笑)」

と、おちゃめな笑顔を見せた濱騎手。

YJSでは騎乗技術を磨くだけでなく、こうした礼儀も身につける場になっているようです。