LET’S VOTE

あなたの“MIH”
投票しよう!

2020年の地方競馬で
最も皆様の心に残った競走馬、
それが Most Impressive Horse です。
復活劇に大感動!あの末脚に興奮した!
勝てなくてもとにかく好き!などなど、
2020年のあなたの“MIH”
教えてください!

中間発表
2021 年 1 月 22 日
最終結果発表
2021 年 2 月 10 日

MOST IMPRESSIVE HORSE 2020

最終結果発表

得票数

1281

大井
サブノジュニア

大井生え抜きのJBC 制覇!
地方馬の星!

赤い閃光!
末脚が最高!

2021年は中央競馬の重賞制覇だ!

1位

得票数

778

船橋

アランバローズ

日本を代表する
名馬になってほしい!

2位

得票数

744

浦和

ブルドッグボス

有終の美に胸熱!
長い間お疲れ様でした。

3位

得票数

581

船橋

カジノフォンテン

張田騎手との名コンビに
今後も期待!

4位

得票数

280

大井

サルサディオーネ

交流重賞2勝は文句なしに立派!

5位
順位 馬名 得票数
6 ラッキードリーム(北海道) 221
7 サウンドトゥルー(船橋) 177
8 ミスカゴシマ(佐賀) 151
9 ステラモナーク(兵庫) 144
10 メイショウアイアン(北海道) 136
11 オレノココロ(ばんえい) 124
12 ハクサンアマゾネス(船橋) 97
13 アクアリーブル(船橋) 93
14 タガノゴールド(兵庫) 91
15 ノンコノユメ(大井) 87
16 アッキー(川崎) 86
17 ジンギ(兵庫) 81
18 モジアナフレイバー(大井) 78
19 ニュータウンガール(笠松) 71
20 ミューチャリー(船橋) 68
20 ウタマロ(船橋) 68
22 サクラレグナム(高知) 54
23 スペルマロン(高知) 53
24 アオノブラック(ばんえい) 50
25 ホクショウマサル(ばんえい) 49
25 フレッチャビアンカ(岩手) 49
27 ノブワイルド(浦和) 48
28 ダノンレジーナ(浦和) 45
29 エイシンニシパ(兵庫) 41
30 エメリミット(船橋) 39
30 エイシンエンジョイ(兵庫) 39

※投票対象:2020 年(1 月1 日~ 12 月31 日)に出走実績のある地方所属馬
※得票数および所属:2021 年2 月8 日現在のもの(引退馬等は最終出走時の所属を記載)

16 位~ 30 位はこちら

投票総数8,020票

たくさんのご参加ありがとうございました。

お寄せいただいた各馬への熱い想いを
ご紹介します!

PRESENT

ご投票いただいた方の中から抽選で

全国 4,000 店のネットワーク

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※ 写真はイメージです。
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MY MOST IMPRESSIVE HORSE

私のMIH
この馬だ!

各地の専門紙・スポーツ紙記者が選ぶ“私のMIH”
その注目レースとともにご紹介!

ホクショウマサル
MY MIH BEST  HORSE

記者

木本利元

ばんえい

ホクショウマサル

注目レースは
こちら!

ジャスパーシャイン
MY MIH BEST  HORSE

記者

奥村晶治

北海道

ジャスパーシャイン

注目レースは
こちら!

ランガディア
MY MIH BEST  HORSE

記者

千田正明

岩手

ランガディア

注目レースは
こちら!

カジノフォンテン
MY MIH BEST  HORSE

記者

秋田麻由子

船橋

カジノフォンテン

注目レースは
こちら!

サブノジュニア
MY MIH BEST  HORSE

記者

市川俊吾

大井

サブノジュニア

注目レースは
こちら!

ピースフラッグ
MY MIH BEST  HORSE

記者

豊岡加奈子

川崎

ピースフラッグ

注目レースは
こちら!

ブルドッグボス
MY MIH BEST  HORSE

記者

佐藤典生

浦和

ブルドッグボス

注目レースは
こちら!

ダイセンハッピー
MY MIH BEST  HORSE

記者

蟹江博之

愛知

ダイセンハッピー

注目レースは
こちら!

ダルマワンサ
MY MIH BEST  HORSE

記者

竹中嘉康

笠松

ダルマワンサ

注目レースは
こちら!

エイシンニシパ
MY MIH BEST  HORSE

記者

西脇和哉

兵庫

エイシンニシパ

注目レースは
こちら!

フジヤマブシ
MY MIH BEST  HORSE

記者

中村勇好

金沢

フジヤマブシ

注目レースは
こちら!

リワードアヴァロン
MY MIH BEST  HORSE

記者

山崎伸浩

高知

リワードアヴァロン

注目レースは
こちら!

グレイトパール
MY MIH BEST  HORSE

記者

古賀大輔

佐賀

グレイトパール

注目レースは
こちら!

もっと見る

ネットで地方競馬中継

地方競馬情報サイト

注目レース

2020年3月21日(土)
ばんえい帯広競馬 第9競走

第52回ばんえい記念

生まれた時から雄大な馬体を誇っていたホクショウマサルは949kgでデビュー勝ちを挙げている。その後は仕上がりづらさもあり結果を残せなかったが、イレネー記念を制し明け3歳チャンピオンに。同年年末にばんえいダービーを制しオープンへの階段を上り始めるが、喘鳴症を患い5歳3月から2年半近く休養することになる。2018年7月28日の復帰戦勝利から2020年2月23日の勝利で地方競馬連勝新記録31連勝を飾り、偉業は地上波でも放送され、ばんえい競馬を全国区へ押し上げた。そして最も印象深いレースにはばんえい記念を挙げたい。連勝を重ねていた当時、記録が止まってもばんえい記念なら悔いはないと挑戦。初めての1tに苦戦しながらも3着と結果を残したが、その代償は大きくばんえい競馬によくある重病みに苦しみ連勝を重ねていた当時の勢いは今はない。その後は懸命に立て直されて徐々にだが失われた輝きが戻ってきている。悲願のばんえい記念制覇へ残された競走馬生活をまっとうしてくれるだろう。

(文=ケイバブック・木本利元)

注目レース

2020年11月5日(木)
ホッカイドウ競馬 第11競走

第15回道営スプリント

見事な切れ味だった。向正面のポケット発走となる門別1200mでは、不利とされる1番枠。しかも、スタートで後手に回り、道中は離れたしんがりをポツンと追走。まったく圏外と思われる位置から大外を回り、前を行く12頭をのみ込んだ。目の覚めるような末脚とは、まさにこのこと。移籍後5連勝で短距離王者に輝いた。2020年1月に中央でデビュー。カナダ産の良血だが、中央では5戦を消化し最高着順は8着。デビュー2戦目、浦和での交流戦は“美しすぎる”ミカエル・ミシェル騎手効果もあって2番人気に支持されたが結果は2桁着順。下級条件からのリスタートになる道営では、未勝利の転入馬が連勝を重ねるケースは珍しくないが、ここまで大化けする馬はそうはいない。管理する佐久間雅貴調教師は同レース初勝利。鞍上の阿部龍騎手は、19年アップトゥユーに続き2連覇となった。北海道スプリントC覇者メイショウアイアンの姿がなかったのは惜しまれるが、20年から格上げされた「H1」にふさわしい好レースだった。

(文=日刊スポーツ・奥村晶治)

注目レース

2020 年5 月10 日( 日)
水沢競馬 第11競走

第45回シアンモア記念

転入緒戦となった赤松杯では、直線だけで2着スティンライクビーに9馬身差をつけた圧倒的なパフォーマンス力は2020年一番の素材と目されたが、このシアンモア記念出走への道のりは決して順風満帆とは言えない状況だったようだ。やや順調さを欠いてしまい、言わば急ピッチでの調整で何とか本番に間に合わせてきたという。それだけに当日1番人気を背負った陣営はかなりのプレッシャーだったに違いない。それはランガディアにとっても同じで、前回のように行かせまいとランガディアの後ろでエンパイアペガサスが終始プレッシャーをかける苦しい展開に。ようやくエンジンがかかってきた時のランガディアは前走ほどの勢いがなく、外から一気にエンパイアペガサスが抜群の手応えで並びかけ、ここまでなのか…と思わせたほど。しかし直線200m、どちらに軍配が上がっても不思議ではない2頭の強烈なマッチアップ。最後まで抜かせなかったランガディアのハナ差勝利で決着したが、これはネット観戦していたファンを釘付けにさせた岩手競馬今シーズン最高のレースだったのではないかと私は思う。

(文=栄冠・千田正明)

注目レース

2020年6月17日(水)
船橋競馬 第11競走

第23回京成盃グランドマイラーズ

馬、騎手、調教師ともに重賞初制覇のメモリアルV。山下貴之調教師は「騎手時代は重賞に乗ったことがなかった。この馬は、重賞を勝たせねばならない馬と思っていたのでホッとしたのが第一だけど、やっぱり重賞初制覇はうれしかった」と振り返った。騎手としては思うような結果が出なかったが、新たな道で花開いた。そして、手綱を取った張田昂騎手も。一度は騎手になることを諦めかけたが、もう一度立ち上がり25歳でデビュー。デビュー時には「下積みが長くて。支えてくれた家族や周りの人に感謝」と涙をこぼした苦労人が待望のタイトルを獲得した。この勝利には伏線があった。初めて重賞の1番人気で臨んだ川崎マイラーズは、ハイペースに巻き込まれる形で5着敗退。京成盃グランドマイラーズではその経験を生かし、逃げ馬がつくるペースに惑わされず3番手の内でじっくり脚をためて抜け出した。人馬ともにコツコツと積み重ねてきたものが結実。努力し続けた先に夢は叶うと、私たちに力強い走りで魅せてくれたレースだった。

(文=スポーツニッポン・秋田麻由子)

注目レース

2020年11月3日(祝火)
大井競馬 第9競走

第20回JBCスプリント

戦前から超ハイペースが予想された電撃戦。栄光のゴールを1着で駆け抜けたのは生粋の大井生え抜きサブノジュニアだった。前半3F33.4の激流。鞍上の矢野貴之騎手はサブノジュニアの末脚を信じ、中団絶好位に構えると直線は末脚一閃で後続を突き放しての勝利。新馬戦、そして初勝利と同じ大井1200mの舞台でJpnⅠのタイトルを手にした。「入厩当初は幼さが目立ち素質だけで走っていた。奥手の血統らしく成長を重ね今年はガラッと馬も変わってきて本格化したと思える走りをしていたのでJBCも見せ場は作れると思っていたが、初めてスカッと勝ってくれた。将来は種牡馬にと思っているが、来年以降も大舞台での活躍を楽しみにしている」と堀千亜樹調教師。ダート競走の魅力の向上を通じて地方競馬の振興及び軽種馬生産の振興を目指す理念の元に創設され、数々の名勝負を生んできたJBC。大井、地方競馬の代表としてサブノジュニアがJBCスプリント20回目の歴史に名を刻んだ。

(文=日刊競馬・市川俊吾)

注目レース

2020年9月15日(火)
川崎競馬 第11競走

若武者賞

鎌倉記念のトライアルレースになっていて、重賞出走を目指す2歳の若武者たちが集う準重賞「若武者賞」。このレースで2着馬に6馬身差をつけて堂々の勝利を果たしたのがピースフラッグだ。前走のオオムラサキ特別を圧勝したこともあり2番人気に推されていたが、大外枠からスーッとハナに立ってレースを進めると、直線では2番手にいたトーセンブライアンを突き放し、脚を伸ばしてきた1番人気のヴァヴィロフを寄せ付けることなくセーフティーリードを保ったままでの勝利。勝ち時計も同開催中に行われたB2のレースよりもコンマ1秒速かった。「テン乗りだったけど、スピードと2歳馬らしからぬ最後まで持続するスタミナに驚いた」と山崎誠士騎手。鎌倉記念では7着に敗れてしまったが、その後挑んだアジュディミツオー・メモリアルでは持ち前のスピードを生かして再びの快勝。これから成長が期待できる2歳馬だけに今年の川崎競馬場を盛り上げてくれる一頭になりそうだ。

(文=勝馬・豊岡加奈子)

注目レース

2020年12月23日(水)
浦和競馬 第10競走

第58回ゴールドカップ

地元浦和で開催されたJBCスプリントを制し、続くゴールドカップでも貫禄を示して2連勝で2019年を締め括ったブルドッグボス。どちらも中団から前で競り合う先行馬を豪快に差し切って得たタイトルだが、ラストランとなった2020年のゴールドカップでは好位3番手から楽に抜け出す横綱相撲。2020年はJRA交流競走で4、2、3、2、3着と悔しい思いをしてきただけに、地元の暮れの大一番で連覇を達成したのは何よりの餞(はなむけ)となったに違いない。「最後の1年数ヶ月の12戦でコンビを組ませてもらったから、いい花道を飾ってもらいたいと思ってこちらもしっかり準備をした。JRAを含めて、この馬とまともに追い比べをして勝てる馬はいないと思います」と、ウイニングランを終えた御神本騎手も感極まった様子でパートナーにエールを送り、正直、これで引退は本当に惜しまれる。今後は種牡馬として父親譲りのパワフルな産駒を送り出してくれることを願ってやまない。

(文=ケイシュウNEWS・佐藤典生)

注目レース

2020年10月27日(火)
名古屋競馬 第11競走

第59回ゴールドウィング賞

「未来優駿」と銘打たれた2歳重賞シリーズの一戦「ゴールドウィング賞」を制したのはダイセンハッピー。名古屋3戦3勝だったベツセタイが南関東に転じたことで、当初からブンブンマルとの一騎打ちの様相。単勝オッズはダイセンハッピーが1.6倍、ブンブンマルが2.3倍と人気を分け合った。レースは外枠リッチアロマの逃げで始まったが、ダイセンハッピーは切り替えて2番手からと理想的な位置につけることができた。向正面に入ってすぐにライバルのブンブンマルがプレッシャーをかけてきたため、早めに呼応せざるをえず決して楽なペースではなかった。それでも最後の直線では人気馬2頭による1着争いに。ゴール手前で前を行くダイセンハッピーが二枚腰を発揮して1馬身の差をつけ勝利。追ってからの勝負強さも見せてくれた。未完成の馬体だけにトモ回りがパンとすればまだまだ良くなるし、スピード偏重型でもないので距離が延びても大丈夫。

(文=競馬東海・蟹江博之)

注目レース

2020年8月27日(木)
笠松競馬 第11競走

第44回岐阜金賞

2020年の笠松競馬の活躍馬といえば、東海ダービーを制したニュータウンガールも思い浮かぶが、笠松で岐阜金賞を1走して2着があるのみ。そこでこのコーナーで紹介したいのは、その岐阜金賞を制したダルマワンサ。直前の取材では「距離が微妙だけど、追い切りはジョッキーに乗ってもらって好感触だった」と田口輝彦調教師が語る通り、岩手からの再転入初戦ながら古巣復帰ということもあり、仕上がりは良好。レースでもテン乗り加藤聡一騎手とバッチリ折り合いがつき、圧倒的1番人気のニュータウンガールをマークする形で進出し、自慢の決め手で差し切った。「決め手を生かす競馬ができればいい勝負になる手応えはありました。距離にメドがついて今後が楽しみですね」とレース後の加藤聡一騎手。春までとは違い中距離もこなせたこと、ずっと先着できずにいたニュータウンガールを下したことを考えても、ひと夏越してワンランク上の地力をつけたのは明らか。今後のさらなる飛躍に注目だ。

(文=競馬エース・竹中嘉康)

注目レース

2020年10月1日(木)
園田競馬 第11競走

第60回姫山菊花賞

2015年2歳で門別デビューしたエイシンニシパは翌年1月に新天地の兵庫で始動。それ以来長きに渡り中距離戦線で活躍。7歳になった20年1月の新春賞では他地区でのタイトルも含め地方重賞10勝目を挙げるが、以降は勝ち鞍を挙げられず。同厩舎の後輩・ジンギが夏に古馬重賞の摂津盃を勝ったことなどからも、世代交代の噂がささやかれた。夏場に休養を挟み、迎えた復帰戦の姫山菊花賞。そのジンギが1番人気。JRAのマーチS勝ち馬で浦和所属のセンチュリオンや、名門・新子雅司厩舎所属タガノジーニアスなど多くのライバルが参戦してきたこともあり、エイシンニシパは4番人気。絶好枠の1枠1番から発走した同馬は道中で好位4番手をキープ。4角で早めに抜け出した後輩のジンギを目標に外へと切り返し、直線では並ぶ間もなく抜き去り2馬身半差でゴール。ファンや記者陣の度肝を抜いた快勝劇だった。「俺もまだまだやれるぞ!」という気迫を感じた一戦が、私の2020年一番のレースです。

(文=サンケイスポーツ・西脇和哉)

注目レース

2020年7月28日(火)
金沢競馬 第11競走

第64回MRO金賞

北陸・東海・近畿3地区での交流レースで当時5戦5勝の石川ダービー馬ハクサンアマゾネスと、5戦連続重賞勝利中の笠松所属ニュータウンガールとの対決に注目が集まった。このレースはハイペースの流れを3番手で追走したハクサンアマゾネスが、残り600m地点で先頭に立つとそれをマークしていたニュータウンガールが追撃を開始。4コーナーで僅かに外ニュータウンガールが抜け出して、このまま押し切るかと思われたが、大外から1頭だけ次元の違う脚で追い込んできたのがフジヤマブシ。スタートで出遅れ、道中はポツンと離れた後方を追走。勝負処の残り600m地点では先頭との差はおおよそ10馬身。4コーナーを回った時点でも6~7馬身後方だったにも関わらず、直線だけで8頭をゴボウ抜きしての勝利は衝撃を受けた。しかもゴール直前でクビ差キッチリ捉えるのだから華がある。最後まで競馬は分からないとよく耳にしたが、このレースこそ、それに当てはまると思える。

(文=ホープ・中村勇好)

注目レース

2020年6月14日(日)
高知競馬 第7競走

第48回高知優駿

2020年の高知優駿は地元リワードアヴァロンが優勝。前哨戦にあたる山桃特別で大敗を喫した事もあり、人気を落としてレースを迎える事に。ハナに行き切れないと頭を上げてしまう気性的な問題のあった馬だが、本番では見事に好発を決め、人気馬の追撃を振り切っての完璧なレース運び。この一戦に全精力を注いだ陣営の努力が実を結んでの復活劇であった。父グランシュヴァリエは2010年から高知競馬に在籍。高知県知事賞連覇や盛岡の南部杯3着など高知の一時代を築き上げた名馬。種牡馬生活は2年で幕を閉じたが、この世に生を受けた数頭の中から重賞勝ち馬が誕生したことは奇跡に近い。親子を管理した雑賀正光調教師、手綱を取った永森大智騎手にとっても大きな節目となったはず。改めて人馬の深い絆がドラマを生んだ事を実感させた。因みにこのレースを選んだもうひとつの理由は、リワードアヴァロンを無印にしていた事。予想が当たったレースよりも、外れたレースの方がよく覚えているものです。

(文=福ちゃん・山崎伸浩)

注目レース

2020年10月25日(日)
佐賀競馬 第6競走

第22回九州大賞典

2020年上半期は佐賀記念(6着)から始動して、その後は重賞5着、7着と精彩を欠く。本来の走りからは遠ざかり、陣営は例年よりも休養期間を長くして、十分な疲労回復の時間を充てる事になる。そして、休み明け初戦では下見所でも活気が戻っていて、雰囲気がガラリと良くなっていた。落鉄のアクシデントもあり6着に敗れたが、直線では内埒を通って浮上する見せ場を作った。そして挑んだ大舞台・九州大賞典。マイナス16kgの馬体重発表は、緩さのあった前走よりも研ぎ澄まされた造りへと変貌。レースは五分のスタートを決め、鞍上はパートナーをベストポジションへ導いた。そして、1周目のホームストレッチまでに先行集団を射程圏内。この時点で勝利はほぼ手中。勝負処では早めのスパートから持ち味であるスタミナを十分に発揮。後続に5馬身差をつける圧勝に加えて、掲示板には赤ランプ点灯。従来のレースレコードを1.6秒更新して王者は完全復活を遂げた。

(文=競馬日本一・古賀大輔)