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2007/8/11
ヒカルサザンクロス最多出走回数新記録樹立!


 8月11日(土)、高知競馬第4競走「出走日本記録達成特別」に出走(3着)したヒカルサザンクロス(高知:宗石大厩舎、セン14歳)は、これが通算「251戦目」となり、95年10月のデビューから11年10ヶ月目にして、ウズシオタロー(旧益田所属、アラ系、牝、1987年引退)が樹立した「250戦」の最多出走回数記録(※)を更新した。

 ヒカルサザンクロスはJRAからデビュー後、上山、金沢、高崎に移籍し、98年12月に当地へ転入。その間、ほとんど休むことなくコンスタントに走り続け、「無事是名馬(ぶじこれめいば)」の格言にふさわしい、“鉄人”ならぬ“アイアンホース”として、日々出走回数を積み重ねている。また、251戦までの総レース走行距離は「340,900メートル(340.9km)」で、これは東京〜新潟駅間の営業キロ数とほぼ同距離に匹敵する驚きの数字だ。

 ダンスインザダークやフサイチコンコルドらと同世代の14歳馬。華やかな舞台に恵まれることは無かったが、彼を取り巻く全ての人々に支えられ、そして彼自身の強さに裏付けられて達成した大記録。今後、この数字をどこまで伸ばしていくのか? 高知競馬のアイアンホースは走り続ける。


◆ 宗石大調教師のコメント
 「新記録を樹立できたことはうれしいが、(新記録の251戦も)通過点だと思っている。無事であれば記録を伸ばしていきたい」

◆ 宮川浩一騎手のコメント
 「(新記録がかかったレースだったが)普段と変わらず乗った。今日は特に無事に回ってきたいと思っていた。もう少し行かせてもよかったが、距離(1,400m)のことを考えて、抑えて乗った。半年ぐらい勝ちから離れているが、(男馬の割に)夏場に強いし、メンバーに恵まれればまだまだチャンスがあるので、近いうちに勝ちたい。記録を作っていく中で勝利数も増やしていきたいが、まずは無事が第一です」



※ NARの競走馬成績書が整備された1969年(昭和44年)(注)以降の記録
(注)本日以前のトピックスでは「1962年以降の記録」と記載しておりましたが、調査の結果、基準年が変わりました。お詫びして訂正します。

【参考記録】
・春木競馬のコガネマル(アラ系)は昭和28年〜38年にかけて平地と障害で476戦
・ばんえいのトヨタカは昭和38年〜48年にかけて374戦