ラブミーチャンで異論なし。2歳馬による年度代表馬選出はエクリプス賞(アメリカ)でのセクレタリアト、フェイバリットトリック、カルティエ賞(ヨーロッパ)でのアラジやカナダ(ソヴリン賞)での例(地方競馬でも地区限定での選出においては過去に例がある。)はあるものの、日本では空前にして絶後かもしれない。3歳以上の馬にG/JpnIの勝ち馬がなかったことも確かに要因の一つではあろうが、より積極的な捉え方としてラブミーチャンの活躍は素晴らしく、称賛の声が各委員からあがった。デビューから5戦負けなし、JpnI、JpnIIを連勝したことはもちろん、JRAに遠征してのレコード勝ちは能力の高さの証明である。古くからの地方競馬ファンにとっては、新潟所属馬として上山での東北優駿、北日本オークスを制したラストヒットの孫という血統も魅力の一つであろう。
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