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2012/01/01
地方競馬全国協会より新年のご挨拶

 新年明けましておめでとうございます。
 2012年を迎え、この一年が皆様にとって喜びに満ちたものとなりますようお祈り申し上げます。

 昨年、未曽有の災害に襲われた我が国は、復興に向けた長い道程をまさに歩み始めたところです。
 地方競馬においても、大きな被害を受けた岩手競馬が5月の盛岡競馬に続いて12月には水沢競馬の再開に漕ぎつけることができました。これもファンの皆様及び関係者の皆様の温かいご支援の賜と深く感謝しております。
 地方競馬サークルとしても、甚だ微力ではありますが、復興に向けての思いを風化させることなく、引き続き支援してまいります。

 一方、復興再生に向けた歩みとは反対に、83年の長き歴史を持つ荒尾競馬が幕を閉じるという極めて残念な現実もしっかりと受け止めていかなくてはならないと考えております。

 このような状況にある地方競馬ですが、平成24年は我が国の競馬が「ともに歩む」大きな一歩をしるす年になるとの期待をもって前進してまいります。
 今秋からの中央競馬・地方競馬の相互発売の拡大の実現は、日本の競馬の発展に大きく寄与するものと確信しております。
 もちろん、発売体制の充実と表裏一体のテーマとして、発売する商品の充実、つまり競走の魅力の向上があることは言うまでもありません。
 昨年創設した「JBCレディスクラシック」は、幸い各方面から高い評価をいただきましたが、このような核となる競走の充実に加え、競走全般の質の向上や強い馬作りが求められていることを肝に銘じ、平成24年の歩みを進めてまいります。

 ファンの皆様及び関係者の皆様には、地方競馬にとって契機ともなるこの一年、地方競馬に対するさらなるご声援をお願い申し上げます。

2012(平成24)年1月1日
NAR地方競馬全国協会 理事長 仲田和雄