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2017/01/01
地方競馬全国協会より新年のご挨拶

 新年あけましておめでとうございます。
 皆様におかれましては、つつがなく新しい年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

 昨年の地方競馬の開催成績については、本場や場外での売上に加え、「JRAネット投票発売」などの在宅投票が大きく寄与して、引き続き前年を上回ることができました。これもひとえにお客様の温かいご支援の賜物と深く感謝する次第です。
 中でも、大井競馬場で昨年暮れに行われた東京大賞典当日の1日及び1レースあたりの売上が、ともに地方競馬史上最高額を大幅に塗り替える快挙となりました。これには主催場の取組みはもちろんですが、JRAをはじめ各地方競馬主催者の連携・協力無くして達成できない記録だったと思います。

 さて、本年度の目標ですが、これまで以上に競走の質と各場の魅力を高め、より多くのお客様に地方競馬を楽しんでいただけるようにしたいと思います。
 具体的には、「強い馬づくり」の一環として2歳馬の中から強化対象となる馬を指定してトレーニングのサポートや、「レース体系の充実」では、春から秋までシーズンを通して3歳戦の充実を図ってまいります。このほか、重賞競走にあっては有力な地方所属馬の出走を促す何らかの手当を講じたいと思いますし、各シリーズ競走にあっては初戦から最終戦まで盛り上がるように仕組みを見直してまいります。さらには、新たに若手騎手による「ヤングジョッキーズシリーズ」をJRAと協力して4月から各場でトライアルを行い、ファイナルラウンドを12月に大井と中山で行うこととしております。

 次に、お客様サービスとして、地方競馬情報サイトの全面的なリニューアルを予定していますが、その際には公式アプリを先行して導入するとともに、全国の競馬場を旅しながら競馬を楽しんでいただくスタンプラリーにも取り組んでまいります。
 一方、各地方競馬場においても、お客様に快適に過ごしていただくための施設整備に取り組んでおります。例えば、大井競馬場では、4月から3号スタンド跡地に整備する「ウマイルスクエア」でグルメイベントの開催や非開催時のイベントスペースとして、また、笠松競馬場では新たな大型映像施設の設置を、園田競馬場では専用の和室休憩所にキャッシュレスシステムを導入するなど、いずれも3月のオープンを目指しています。
 このほか、ばんえいの帯広競馬場でも、ソフト面の一層の充実を図り魅力あるイベントや企画を予定しております。

 なお、毎年多くのお客様に楽しんで頂いているダート競馬の祭典・JBC競走が今年は2年ぶり7回目の大井競馬場で開催いたします。今回はJRAネット投票発売以降初の試みとなるJRA開催日での実施となりますが、JRAと連携しながら、存分にお客様に楽しんでいただけるよう主催場と協力しながら準備を進めてまいる所存ですので、是非ご期待くださいますようお願いします。

 結びに、皆様のご多幸とご健勝をご祈念申し上げ新年のご挨拶とさせていただきます。


2017年(平成29年)1月1日
NAR地方競馬全国協会  理事長 塚田 修